松居大悟率いるゴジゲンの新作『くれなずめ』 劇団員のみで演じる初の作品

ゴジゲンの舞台『くれなずめ』が、10月19日から東京・下北沢の駅前劇場で上演される。

ゴジゲンは、映画『アズミ・ハルコは行方不明』、ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』などの松居大悟が主宰する劇団。2008年に正式に設立され、約3年の休止期間を経て活動を継続している。

同劇団にとって、客演を迎えず、劇団員のみで上演する初めての公演となる『くれなずめ』。作・演出を松居大悟が務め、出演者には奥村徹也、東迎昂史郎、堀善雄、松居大悟、目次立樹、本折最強さとしが名を連ねている。

松居大悟は同作の内容について、「最近の公演は、あいた時間を埋めるようにドキュメント演劇をしていましたが、6年ぶりに物語をやります。これまで一緒に劇を作ってきた奴やもういなくなった奴をテーマに、太陽が沈みそうで沈まない暮れなずんだ時間が愛おしくなるような、一番近い人の大切さを思い出すような話です」と明かしている。

東京公演終了後は、11月4日と5日に京都・KAIKA、11月11日と12日に福岡・北九州芸術劇場を巡演。チケットの一般発売日時は、東京公演と京都公演が8月26日10:00、福岡公演が10月1日10:00となる。なおゴジゲンは現在、堀善雄作、目次立樹演出による舞台『なんかすごいSF的なやつ』を東京・下北沢の小劇場B1で7月10日まで上演中だ。

松居大悟のコメント

僕はゴジゲンという劇団をやってます。おもしろい劇団です。
ずっと一緒にやってきた最強・東・テツ・よしおをメンバーに迎えて、目次とともに、次の第14回公演『くれなずめ』は初の劇団員のみの公演をやります。ゴジゲンは3年間活動を休止して、目次が農業、僕が映像に逃亡している間に小劇場界から見放されました。それでも下北沢駅前劇場は僕らを待ってくれていて、こうしてまた劇を作れます。
最近の公演は、あいた時間を埋めるようにドキュメント演劇をしていましたが、6年ぶりに物語をやります。これまで一緒に劇を作ってきた奴やもういなくなった奴をテーマに、太陽が沈みそうで沈まない暮れなずんだ時間が愛おしくなるような、一番近い人の大切さを思い出すような話です。初の三都市ツアー公演もするので、わくわくしています。
来年の十周年を前に、どうか見に来てほしいです。

目次立樹のコメント

ゴジゲンが3年間活動休止している間、私は農業をしていました。
農業も演劇も、種は撒いたが芽が出ない、芽は出ても花をつけない、実をつけないなんてことはよくあることです。
そういった諸々の事情でバラバラだった僕らでしたが、2014年に上演した『ごきげんさマイポレンド』という作品で、土の中で待ち続けた種がようやく芽を出しました。
そして今秋、この『くれなずめ』という作品で大輪の花が咲きそうな予感がしています。
ぜひ劇場でご覧いただきたいです。

イベント情報

ゴジゲン 第14回公演
『くれなずめ』

作・演出:松居大悟 出演: 奥村徹也 東迎昂史郎 堀善雄 松居大悟 目次立樹 本折最強さとし
東京公演 2017年10月19日(木)~10月29日(日) 会場:東京都 下北沢 駅前劇場 京都公演 2017年11月4日(土)、11月5日(日) 会場:京都府 KAIKA 福岡公演 2017年11月11日(土)、11月12日(日) 会場:福岡県 北九州芸術劇場 小劇場
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