山村浩二が架空の怪物描く絵本『怪物学抄』 シュヴァンクマイエルも賛辞

山村浩二の絵本『怪物学抄』が、7月18日に刊行された。

『頭山』『カフカ 田舎医者』などの作品で知られるアニメーション作家・山村浩二。絵本も多く制作しており、ねじめ正一、荻原規子、石津ちひろ、木坂涼をはじめとする作家とのコラボレーションした絵本や、フランツ・カフカ、宮沢賢治らの作品をもとにした作品などを手掛けている。

『怪物学抄』は「中世ヨーロッパの架空の怪物学者による文書」というコンセプトで制作されたオリジナル作品。「涙の味」「飼いならされた野生」といった名を持つ様々な怪物たちの生態を描写する。河出書房新社のウェブサイトでは、柴田元幸、ミムラ、穂村弘、ヤン・シュヴァンクマイエルが同書に寄せたコメントを読むことができる。

なお同作のアニメーション版は、8月5日から東京・渋谷のユーロスペースで公開される作品集『山村浩二 右目と左目でみる夢』に収録されている。

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