スピルバーグ新作『Ready Player One』来年日本公開 VR世界が舞台のSF作

スティーブン・スピルバーグ監督の新作『Ready Player One(原題)』が2018年に日本公開。あわせて映像が公開された。

アーネスト・クラインによる小説『ゲームウォーズ』をもとにした同作。貧富の差が広まった2045年を舞台に、仮想ネットワークシステム「オアシス」の開発者で億万長者のジェームズ・ハリデーが死去したというメッセージが発信されたことから、高校生の主人公・ウェイドを含む世界中の人々が、ハリデーの遺言に従っていち早く「オアシス」の謎を解き、莫大な遺産を得るために奮闘するというあらすじだ。ウェイド役をタイ・シェリダンが演じる。なおスピルバーグ監督がワーナー・ブラザースとタッグを組むのは『A.I.』以来約16年ぶりとなる。

今回公開された映像では、ウェイドが仮想世界「オアシス」を「生きてると実感できる唯一の場所」と説明するセリフや、「オアシス」の内部の様子、銃を乱射する人型のキャラクターや、大量の車がクラッシュする場面などが確認できる。この映像はアメリカ・サンディエゴで開催された『コミコン・インターナショナル』で発表され、海外メディアなどでは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『AKIRA』『アイアン・ジャイアント』『マッドマックス』「SEGA」「ハローキティ」へのオマージュを思わせる要素が指摘されている。

タイ・シェリダンのコメント

このプロジェクトの話を聞いた時、バーチャルリアルティにほれ込んでいたので、ウソだろ? スティーブン・スピルバーグがVR映画を作るって? 早く見たい、と思いました。このプロジェクトに関われるということをとても光栄に思いました。今このコミコンで皆とこうしてここにいられることをとてもうれしく感じています。

スティーヴン・スピルバーグ監督のコメント

バーチャルの世界は素晴らしかったです。原作を読んだとき、今まで一番素晴らしいフラッシュフォワードとフラッシュバックが同時に起きていたのです。(ここで見せる映像は)短いですが誇りをもって見せられる、この先発表される作品のテーストが感じられる映像があります。

アーネスト・クラインのコメント

ここにいる観客の人と同じように、スピルバーグ監督の映画を見て育ってきて、彼の映画から勉強させてもらって、私のDNAに組み込まれてきたのです。彼から教わってストーリーテラーにさせてもらったのです。いままでの人生で一番素晴らしく夢がかなった経験となりました。
今回、制作の興味深いところはスティーブンやザック(脚本家)、それにキャストらと一緒に劇中に入れたいもののアイデアを出し合えたことだ。スティーブンはそれらのほとんどに「イエス」って答えてくれたんだよ。

作品情報

『Ready Player One(原題)』

2018年に公開
監督:スティーブン・スピルバーグ 原作:アーネスト・クライン『ゲームウォーズ』 出演: タイ・シェリダン ほか
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