ユダヤ人歴史学者とホロコースト否定論者の法廷対決 映画『否定と肯定』

映画『否定と肯定』が12月8日から東京・日比谷のTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。

ユダヤ人の歴史学者デボラ・E・リップシュタットの原作『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる戦い』をもとにした同作。リップシュタットが自著『ホロコーストの真実』の中で、大量虐殺はなかったとするホロコースト否定論者デイヴィッド・アーヴィングの主張を否定したことをきっかけに始まった裁判の行方を描く。

デボラ・E・リップシュタット役にレイチェル・ワイズ、リップシュタットと対峙するデイヴィッド・アーヴィング役にティモシー・スポール、年長弁護士役にトム・ウィルキンソンがキャスティング。ユダヤ人の血が流れるワイズは撮影前にリップシュタットに何度も会い、リップシュタットの思考や信念、彼女の特性や性格を把握し、演技に臨んだという。メガホンを取ったのは『ボディガード』のミック・ジャクソン。原題は『DENIAL』。

なお10月末には、現在もアメリカ・アトランタのエモリー大学で教鞭を執る原作者デボラ・E・リップシュタットが来日。11月17日には翻訳書『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる戦い』が刊行される予定だ。

作品情報

『否定と肯定』

2017年12月8日(金)からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:ミック・ジャクソン 原作:デボラ・E・リップシュタット『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる戦い』(ハーパーコリンズ・ジャパン) 出演: レイチェル・ワイズ トム・ウィルキンソン ティモシー・スポール アンドリュー・スコット 上映時間:110分 配給:ツイン
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