映画『パーフェクト・レボリューション』の新たな場面写真が公開された。
同作は、重度の身体障がいを持ち、車椅子生活を送りながら障がい者の性について理解を訴える活動をしているクマと、人格障がいを抱えながら風俗店に勤務しているピンクの髪の少女ミツの恋愛模様を、実話をもとに描く作品。クマ役をリリー・フランキー、ミツ役を清野菜名が演じる。
公開された場面写真は、ミツがクマに告白するシーン、2人がレストランで共に食事をする場面、クマの父親の法事に派手な服装のミツが出席している姿を捉えた3枚となっている。
あわせて著名人によるコメントも公開。劇中曲を手掛ける銀杏BOYZの峯田和伸は「ちいさな星のちいさなふたりが大っきいLOVEを抱きしめる話です」、エンディングテーマを担当するチーナの椎名杏子は「最高に最高な恋愛映画。最初観た時になんて良い映画なんだ…!」とそれぞれ述べているほか、Fukase(SEKAI NO OWARI)、フィフィ、下田昌克、吉沢明歩、岡原正幸、椎名杏子(チーナ)、栗原類、安藤玉恵、吉田豪、中村文則、玄秀盛、森山風歩がコメントを寄せている。
さらにオープニングテーマにRUDE BONES“THE RACE”が起用されることも発表。『パーフェクト・レボリューション』は9月29日から東京・TOHOシネマズ新宿ほか全国で公開される。
峯田和伸(銀杏BOYZ)のコメント
ちいさな星のちいさなふたりが
大っきいLOVEを抱きしめる話です。椎名杏子(チーナ)のコメント
最高に最高な恋愛映画。最初観た時になんて良い映画なんだ…!
と思ったけど、今もう一回改めて観て、やっぱりエネルギーに溢れためちゃくちゃに素晴らしい作品でした。
エンディングテーマで作品に関われた事をとても光栄に思いますFukase(SEKAI NO OWARI)のコメント
「難しい」問題に向き合った作品。
作品の中で何度も「無理だ」という言葉が出てくる。
でも今実現されてる現実は、かつて「無理だ」「難しい」と言われてきたものなんじゃないだろうか。
諦めのプロフェッショナルが挑む戦いの映画。フィフィのコメント
障害者は私達の感動のためとか、目標のために存在するわけじゃない。
いつか本当の愛に巡り合うための彼らの挑戦は、決して特別じゃない。
同じことに悩み苦しみ、そして同じことに幸せを感じる。
私達はきっとみんな不完全だから。下田昌克のコメント
『愛のコリーダ』や『ベティ・ブルー』とか、クレイジーな女とやさしい男の映画がどうも好きだ。
ハチャメチャで愛らしくて、ずっとみていたくなる。吉沢明歩のコメント
恋愛は諦めてるんだ、クマの言葉が胸に刺さった。
2人なら越えられるどんな壁も!そう願わずにはいられない。岡原正幸のコメント
やったぞ、やれるぞ、二人が動けば、世界が動く、そんな思いを強くするエンパワー映画!!
みんな弱くて、みんな強くて、みんな潔くて、みんな狡くて、でもでもそれでいいんだ!
そんな気持ちで一杯になる栄養増強剤映画。飲む(観る)しかない。栗原類のコメント
言葉は僕らが思っているよりも強い凶器だ。社会の障壁はわからないことは多いけど、映画の中で描かれているドリーミーで前向きな世界観は余計な理屈無しに楽しんで良いんじゃないか?
だってそれが映画だから。安藤玉恵のコメント
この映画の内包している熱気が好きです。
リリーさんは「クマピー」を演るために役者になったんだね!吉田豪のコメント
障害者版シド&ナンシー!
中村文則のコメント
テーマから予想していたものと全く違う、120%の、スペシャルな恋愛映画。
玄秀盛のコメント
解決でけへん問題はない!
不可能を可能にする︕!当たり前!森山風歩のコメント
リリー・フランキーが身体のフォルムは勿論、クマを内側から誠実に表現する。
屈託のない表情と躍動感のある所作でクマの周りを走り回る清野菜名演じるミツ。
実力派俳優陣が物語の中で自分の立ち位置をしっかりと成し囲む。
最高ですか!このキャスティング。愛しの峯田さんの「BABY BABY」流れてるし。
このセレクトセンス、どちら様が?あ、リリー・フランキー様。納得。もう観ろ!としか言えない。
善し悪し関係無く感じたものを全部大切に持ちかえってもらうだけでいい。
- 作品情報
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『パーフェクト・レボリューション』
2017年9月29日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか全国公開監督・脚本:松本准平 企画・原案:熊篠慶彦 オープニングテーマ:RUDE BONES“THE RACE” エンディングソングテーマ:チーナ“この世界が全部嘘だとしても” 劇中曲:銀杏BOYZ“BABY BABY” 出演: リリー・フランキー 清野菜名 小池栄子 岡山天音 余貴美子 配給:東北新社
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?