映画『ザ・サークル』からBeckの出演シーンの写真が公開された。
11月10日から公開される同作は、世界最大級のSNSを運営する会社「サークル」を舞台に、カリスマ経営者・ベイリーの目に留まった新入社員のメイが、超小型カメラを用いた新サービス「シーチェンジ」のモデルに抜擢され、インターネット上に自らの生活を24時間晒し続けることで多数のフォロワーを獲得していくというあらすじ。メイ役をエマ・ワトソン、ベイリー役をトム・ハンクスが演じている。脚本は原作者のデイヴ・エガーズと共にジェームズ・ポンソルト監督が共同執筆した。
Beckは同作に本人役でカメオ出演。メイらが勤める企業サークルの社内パーティーのゲストとして登場している。メイ役のエマ・ワトソンがBeckの楽曲“Dreams”にあわせて踊るシーンも盛り込まれているという。
Beckの起用経緯についてプロデューサーのエヴァン・ヘインズは「出演依頼した時にあまりにも簡単にYESの回答が返ってきたので驚いているのを覚えているよ。聞いてみたら彼はエガーズとポンソルトのファンで映画の時事性についてとても興味を持っていると。返事からほんの数日でBeckはセットのステージ上でパフォーマンスを披露してくれたんだ」と明かしている。
なお同作の音楽はティム・バートン作品への参加などで知られるダニー・エルフマンが担当。ポンソルト監督はエルフマンとの音楽制作について「ダニーと私は有機的な音と無機的なシンセサイザーの音を、聞き分けができないように混ぜたスコアを作ろうと話していた。たとえば、人間の声や弦の音を多用しているのだけれど、多くの場合は、その音が人間の声だと分からないように調整している。そうすることで、表面的には不変で刺激もないけれど、その奥に何かが潜んでいるような音風景が生まれる。現代の消費者社会に対する、我々の印象を表現したかったんだ」語っている。
- 作品情報
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『ザ・サークル』
2017年11月10日(金)からTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開監督・脚本:ジェームズ・ポンソルト 原作:デイヴ・エガーズ『ザ・サークル』(早川書房) 音楽:ダニー・エルフマン 出演: エマ・ワトソン トム・ハンクス ジョン・ボイエガ カレン・ギラン エラー・コルトレーン ビル・パクストン 上映時間:110分 配給:ギャガ
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Crossing??
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