稀代の収集家ルドルフ2世の「驚異の世界」を紹介 アルチンボルドの作品も

『神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展』が、12月24日まで福岡・福岡市博物館で開催されている。

芸術と学問を保護したことで知られる神聖ローマ帝国皇帝・ルドルフ2世。帝都としたプラハの宮廷では、天文学者や科学者、錬金術師らが研究に没頭し、ジュゼッペ・アルチンボルドをはじめとする芸術家たちが皇帝のために作品を創作した。また世界各地から芸術品や工芸品、最先端の科学機器、新発見の動植物などを収集したことでも知られる。

同展では、ルドルフ2世のもとで開花した芸術や科学の世界を、彼が愛した芸術家たちの作品などを通して紹介。アルチンボルドによる、のべ67種類の花や野菜、果物で形作られたルドルフ2世の肖像画『ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像』、ルドルフ2世が所有した動物園を思わせるルーラント・サーフェリーの絵画『動物に音楽を奏でるオルフェウス』などの作品が展示されるほか、性愛や天文といったルドルフ2世の自然の摂理への関心が垣間見える展示になっている。

なお同展は2018年1月6日から東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム、3月21日から滋賀・佐川美術館でも開催される。

イベント情報

『神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展』

福岡会場 2017年11月3日(金・祝)~12月24日(日) 会場:福岡県 福岡市博物館 時間:9:30~17:30(入場は閉館の30分前まで) 休館日:月曜 料金:一般1,500円 高大生900円 小中生600円 東京会場 2018年1月6日(土)~3月11日(日) 会場:東京都 渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム 時間:10:00~18:00(金、土曜は21:00まで、入館は閉館の30分前まで) 休館日:1月16日、2月13日 料金:一般1,600円 高大生1,000円 小中生700円 滋賀会場 2018年3月21日(水・祝)~5月27日(日) 会場:滋賀県 佐川美術館
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