映画『ぼくの名前はズッキーニ』の日本語吹き替え版声優が発表された。
2018年2月10日から公開される同作は、『第89回アカデミー賞』長編アニメーション部門にノミネートされ、昨年の『アヌシー国際アニメーション映画祭』最優秀作品賞、観客賞、『第42回セザール賞』最優秀脚色賞、最優秀長編アニメーション賞を受賞しているストップモーションアニメーション作品。事故で母親を亡くし、孤児院「フォンテーヌ園」に連れて行かれた9歳の少年が、心に様々な傷を負った子どもたちと交流し、やがて仲間と共に居場所を見つけ出すというあらすじだ。
母親がつけた「ズッキーニ」というニックネームを大切にしている主人公の声を演じるのは峯田和伸(銀杏BOYZ)。ズッキーニの親友カミーユ役を、映画『アイデン&ティティ』やドラマ『奇跡の人』で峯田と共演している麻生久美子、ズッキーニをフォンテーヌ園に導く警察官レイモン役をリリー・フランキーが演じる。
吹き替え声優に初挑戦する峯田は同作の吹き替え声優を務めるにあたり「世界は取り返しがつかなくって、おっかなくって、連れていかれそうになるけど、ズッキーニといっしょに手をつないで。観てくれる皆さんといっしょに。みたことない色といっしょに」とコメント。
麻生は「カミーユの見せたとても綺麗な涙。なにを想って泣いたのだろうと考えると胸が苦しいけれど、同時に温かい感情も伝わってくる素晴らしいシーンでした。この感情の変化を、独特の世界観を壊さないように丁寧に演じたいと思っています」と意気込みを語っている。今回の発表とあわせてフォンテーヌ園の子どもたちがズッキーニを囲む様を描いたビジュアルが公開された。
峯田和伸のコメント
世界は取り返しがつかなくって、おっかなくって、連れていかれそうになるけど、ズッキーニといっしょに手をつないで。
観てくれる皆さんといっしょに。みたことない色といっしょに。麻生久美子のコメント
カミーユの見せたとても綺麗な涙。なにを想って泣いたのだろうと考えると胸が苦しいけれど、同時に温かい感情も伝わってくる素晴らしいシーンでした。この感情の変化を、独特の世界観を壊さないように丁寧に演じたいと思っています。
- 作品情報
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『ぼくの名前はズッキーニ』
2018年2月10日(土)から新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開監督:クロード・バラ 脚本:セリーヌ・シアマ 原作:ジル・パリ『Autobiographie d'une courgette』 原案:ジェルマーノ・ズッロ、クロード・バラ、モルガン・ナヴァロ 音楽:ソフィ・ハンガー 上映時間:66分 配給:ビターズ・エンド、ミラクルヴォイス
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Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?