白人一家と黒人一家が困難に立ち向かう　Netflix映画『マッドバウンド』

2017.11.12 Sun

Netflixオリジナル映画『マッドバウンド哀しき友情』が11月17日から配信される。

第二次世界大戦中のアメリカ・ミシシッピデルタにある綿花農場で働く2家族を描いた同作。白人のマッカラン一家と黒人のジャクソン一家それぞれの家族から従軍したジェイミーとロンゼルが戦争の英雄として帰郷したことをきっかけに、両家は共通の困難に立ち向かうことになる、というあらすじだ。なお舞台となるミシシッピデルタは、デルタブルース発祥の地としても知られている。YouTubeでは予告編が公開中。

マッカラン一家の長ヘンリー役にジェイソン・クラーク、その妻ローラ役にキャリー・マリガン、ヘンリーの弟で空軍パイロットのジェイミー役にギャレット・ヘドランド、ジャクソン家の長男で陸軍戦車大隊軍曹のロンゼル役にジェイソン・ミッチェルがキャスティング。監督はディー・リースが務めた。

ディー・リース監督は「アメリカという国における人種と不平等をめぐる議論さながらに、マッカラン家とジャクソン家は、己に対する先入観とアメリカが強いる頑迷な階級的社会秩序との間で、泥沼にはまったかのように身動きが取れずにいます。世間や互いの関係にかろうじて突破口が見えたと思うたびに、それを一気に跳ね返すような出来事が起き、彼らは再び疑いと苦悩の中に突き落とされてしまいます」とコメントを寄せている。