KIRINJIからコトリンゴ(Key,Pf,Vo)が脱退することがわかった。
これはKIRINJIのオフィシャルサイトで発表されたもの。コトリンゴは12月14日に大阪・味園ユニバースで開催されるライブをもって脱退する。
同サイトに掲載されたコトリンゴのコメントでは、脱退理由について「これまでも自分の活動を同時に進めて行く際に、どうしてもKIRINJIの活動と重なってしまう事があり、そのことでまたこれからのKIRINJIの前進を妨げてしまうかもしれず、どちらも半端な気持ちでは出来ないと思い、ずっと悩んできました」とこれまでの胸中を明かしている。
KIRINJIのメンバーに向けては、「バンドに参加する事が初めてだった私にとって、頼れる仲間がいるんだと気付いた時、とても嬉しかったです。堀込さんそしてメンバーの皆さん、ありがとう」、ファンに対しては「頼りない私をKIRINJIメンバーとして温かく見守ってくださり、私のライブにまで足を運んでお声がけしてくださったファンの皆さま、本当にありがとうございました」と綴っている。
堀込高樹(Vo,Gt)はコトリンゴについて、「コトリさんのような才能豊かで自律的なアーティストが4年半の長きに渡りグループの一構成員として活動を共にしてくれたことは異例と言ってもいいでしょう。彼女は歌、演奏、作曲、編曲、その存在感でKIRINJIの音楽に大きな貢献をしてくれました。KIRINJIの再編成に立ち会ってくれて、本当に心強かった。ありがとう、コトリンゴ」と感謝のコメント。
コトリンゴは堀込泰行の脱退後となる2013年にKIRINJIへ加入。ソロ活動を行ないながらKIRINJIの一員としても活動していた。ソロとしては2006年にCDデビュー。映画『この世界の片隅に』の劇中音楽を担当したほか、約3年半ぶりのニューアルバム『雨の箱庭』を11月8日にリリースした。
KIRINJIは今後、サポートメンバーを交えてライブは行なうとのこと。またKIRINJIはニューアルバムを制作中で、年明けからレコーディングに入る予定だという。
コトリンゴのコメント
この度約4年5ヶ月の間、参加させていただいたKIRINJIより、12月のライブを最後に脱退という形をとらせていただくことにいたしました。これまでも自分の活動を同時に進めて行く際に、どうしてもKIRINJIの活動と重なってしまう事があり、そのことでまたこれからのKIRINJIの前進を妨げてしまうかもしれず、どちらも半端な気持ちでは出来ないと思い、ずっと悩んできました。
KIRINJIの活動では、本当にたくさんの事を勉強させていただきました。
初めてお誘いをいただいたときの驚きも、初めてのコンサートの緊張も、ツアーでメンバーの皆さんとやっとアンサンブルが揃ってきた時の喜びも、色んな気持ちを鮮明に覚えています。
バンドに参加する事が初めてだった私にとって、頼れる仲間がいるんだと気付いた時、とても嬉しかったです。
堀込さんそしてメンバーの皆さん、ありがとう。
良い思い出も苦い思い出も、かけがえのない宝物として、しっかり胸にしまって大切にしていきます。
そして、頼りない私をKIRINJIメンバーとして温かく見守ってくださり、私のライブにまで足を運んでお声がけしてくださったファンの皆さま、本当にありがとうございました。
こんな形でびっくりさせてしまい本当にごめんなさい。
これからもKIRINJIはもっともっと進化して、新しい作品が生まれる度に私たちみんなを驚かせてくださることと思います。
私も、陰ながらそのことを励みに、楽しみに、進んで行きたいと思います。
最後に、12月の東京・大阪公演、良い音が生み出せるよう全力で臨みます。
本当にありがとうございました。堀込高樹のコメント
皆様
残念なご報告です。
本年12月の大阪公演を最後に、コトリンゴはKIRINJIより脱退する運びとなりました。
突然のことで驚かせてしまってごめんなさい。
コトリさんのような才能豊かで自律的なアーティストが4年半の長きに渡りグループの一構成員として活動を共にしてくれたことは異例と言ってもいいでしょう。
彼女は歌、演奏、作曲、編曲、その存在感でKIRINJIの音楽に大きな貢献をしてくれました。
KIRINJIの再編成に立ち会ってくれて、本当に心強かった。
ありがとう、コトリンゴ。
あなたの益々のご活躍、ひとりのファンとして楽しみにしています。
そして、今後の話です。
しばらくはサポートの鍵盤奏者に協力していただきながら活動します。
本年はライブもリリースも少なめでしたが、只今KIRINJIは鋭意アルバム準備中、年明け早々にレコーディングに入ります。乞うご期待!です。
これからもKIRINJIをよろしくお願いします。