ルイス・ブニュエル『皆殺しの天使』復活上映、あのダリ共同脚本作も

ルイス・ブニュエル監督の映画『皆殺しの天使』が、12月23日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムでリバイバル上映される。

映画『昼顔』『ブルジョアジーの密かな愉しみ』などで知られるルイス・ブニュエル監督。『皆殺しの天使』は1962年にメキシコで製作された作品で、『カンヌ国際映画祭』国際批評家連盟賞に輝いた。リバイバル上映では『カンヌ国際映画祭』パルムドールを獲得した1961年の『ビリディアナ』、1965年の『砂漠のシモン』も上映されるほか、サルバドール・ダリが共同脚本を務め、映画史上に残る残酷シーンでも知られるシュルレアリスム映画『アンダルシアの犬』も特別上映される。

リバイバル上映の特設サイトでは著名人によるコメントが掲載。菊地成孔、四方田犬彦、町田康、星野智幸、中原昌也、小野正嗣、野谷文昭、町山広美がコメントを寄せている。

また『皆殺しの天使』のリバイバル上映を記念したトークイベント『人間は自由ではない!ルイス・ブニュエル、公開禁止令!?』が、12月22日に東京・下北沢の本屋B&Bで開催。菊地成孔と中原昌也が登壇する。チケットは12月2日12:00から発売。

菊地成孔は『皆殺しの天使』について、「いま、いたずらに公開しても、大量のバカに<意味がわからない>と言われるだろう。それで良い。どんどん好きなだけ言わせるが良い。人間は、自由なんかでは無いのだから。私の血の一部は、間違いなくこの映画から出来ている」、中原昌也は「虐殺を超えるダメージで、観客をブッ飛ばしまくる!永遠に皆殺しのブニュエル!神より極悪なテロリスト!あんたは僕の至上のアイドルだ!」とコメントしている。

イベント情報

『皆殺しの天使』リバイバル上映

2017年12月23日(土・祝)からシアター・イメージフォーラムで上映
上映作品: 『皆殺しの天使』(監督:ルイス・ブニュエル) 『ビリディアナ』(監督:ルイス・ブニュエル) 『砂漠のシモン』(監督:ルイス・ブニュエル) 『アンダルシアの犬』(監督:ルイス・ブニュエル)
イベント情報

『菊地成孔×中原昌也「人間は自由ではない!ルイス・ブニュエル、公開禁止令!?」映画「皆殺しの天使」公開記念』

2017年12月22日(金) 会場:東京都 下北沢 本屋B&B
出演: 菊地成孔 中原昌也 料金:1,500円(ドリンク別)
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