湯浅政明監督のアニメーション作品『DEVILMAN crybaby』にアヴちゃん(女王蜂)が声優で参加していることが判明。あわせてアヴちゃんが歌う“デビルマンのうた”の特別映像が公開された。
映像で歌われているのは、テレビアニメ『デビルマン』のオープニングテーマである“デビルマンのうた”を、『DEVILMAN crybaby』の音楽を担当する牛尾憲輔がアレンジしたもの。同曲は作品本編にも使用される。
アヴちゃんが声優を務めるのは、デーモン族の長・魔王ゼノン。『デビルマン』のファンだというアヴちゃんは「幼少期、レンタルビデオショップでデビルマンに出会い、歳を重ねるにつれシレーヌに憧れ了に自分を重ねカイムの愛に涙し不動明に思いを寄せていました」と明かしているほか、「人格形成としてのルーツ・聖典に、あの『デビルマンのうた』を歌って声優として参加、まだ夢のようです。現代版としてアップデートされた愛と哀しみ。みんなで見て、語ろ?わたしは泣くと思う」とのコメントを寄せている。
また『DEVILMAN crybaby』の世界観をフィーチャーしたクラブイベント『DEVILMAN NIGHT by NETFLIX』が、12月28日に東京・渋谷のWOMBで開催されることも発表。イベントは2部構成となり、第1部『DEVILMAN NIGHT プレミアム試写会』では湯浅政明監督と同作にワム役の声優およびラップ監修で参加したKEN THE 390とのトークショーと、第1話の先行上映が行なわれる。
オールナイトイベントとなる第2部には、電気グルーヴとして主題歌を手掛けた石野卓球や音楽担当の牛尾憲輔、声優を務めたKEN THE 390、AFRA、YOUNG DAIS、般若に加え、特別ゲストとして☆TAKU TAKAHASHIが出演。会場では『DEVILMAN crybaby』の第1話にも登場する悪魔を呼び出すためのパーティー「サバト」を再現した演出が用意される。第1部への参加応募はイベントの特設サイトで受け付ける。
さらに今回の発表とあわせてアニメ研究家・氷川竜介が同作に寄せたコメントと、新たな場面写真も公開されている。
1月5日からNetflixで配信される同作は、永井豪の漫画『デビルマン』を現代版にリメイクした新作アニメーション作品。原作漫画の結末までを激しいバイオレンス描写などを取り入れながら映像化し、飛鳥了と不動明の出会いから、デビルマンの誕生、デビルマンとサタンの対決となるハルマゲドンまでを描く。
アヴちゃん(女王蜂)のコメント
幼少期、レンタルビデオショップでデビルマンに出会い、歳を重ねるにつれシレーヌに憧れ了に自分を重ねカイムの愛に涙し不動明に思いを寄せていました。エロの奥にエロスがあるように、作中の暴力と殺戮の奥に何かがあるような気がして。いまも考えてしまう、ずっと。 人格形成としてのルーツ・聖典に、あの「デビルマンのうた」を歌って声優として参加、まだ夢のようです。現代版としてアップデートされた愛と哀しみ。みんなで見て、語ろ?わたしは泣くと思う
氷川竜介のコメント
かつて1972年、メリメリと現実が避けて、異形のエロスとバイオレンスの世界が眼前に出現する体験をした。まるで自分がデーモンと合体したような感覚は、いまだに残っている。その漫画版の衝撃が、「DEVILMAN crybaby」で完全によみがえった。シンプルな線と独特の動きに色彩が絡みつき、脳髄の奥に隠されたエリアへの刺激が、デーモンの世界をふたたび引き寄せる。湯浅政明監督のアニメーションだけが可能とする「21世紀の黙示録」の誕生。その結末を、ぜひとも見届けたい。
- イベント情報
-
『DEVILMAN NIGHT by NETFLIX』
2017年12月28日(木) 会場:東京都 渋谷 WOMB出演: 石野卓球 牛尾憲輔 KEN THE 390 AFRA YOUNG DAIS 般若 ☆TAKU TAKAHASHI 料金:前売3,000円 WOMB会員2,000円 ※20歳未満入場禁止- イベント情報
-
『DEVILMAN NIGHT プレミアム試写会 by NETFLIX』
2017年12月28日(木) 会場:東京都 渋谷 WOMB登壇: 湯浅政明 KEN THE 390 ほか ※招待制- 作品情報
-
『DEVILMAN crybaby』
2018年1月5日(金)からNetflixで配信監督:湯浅政明 脚本:大河内一楼 原作:永井豪『デビルマン』 音楽:牛尾憲輔 主題歌:電気グル―ヴ“MAN HUMAN” 声の出演: 内山昂輝 村瀬歩 潘めぐみ 小清水亜美 田中敦子 小山力也 アヴちゃん(女王蜂) 津田健次郎 KEN THE 390 木村昴 YOUNG DAIS 般若 AFRA アニメーション制作:サイエンスSARU
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?