京都の映画館・京都みなみ会館が、3月末をもって一時閉館となることがわかった。
1950年代にあった映画館「九条みなみ館」を前身とし、1963年に開館した京都みなみ会館。以来54年間にわたって運営されてきた。閉館理由については、建物の老朽化が激しく、補修工事で対応できない部分も出てきたことを挙げている。来場者に安全に利用してもらうために巨額な費用を投じての大規模な修繕が必要になるが、捻出できる額ではなかったため、借地契約の更新を機に営業継続を断念したという。
現在は2018年中の営業再開を目指し、移転候補地の調整を行なっているとのこと。3月には同館の歴史を彩ってきた作品を上映する特集上映『さよなら特別興業』を実施する。