2018年公開の映画『きらきら眼鏡』のティザービジュアルが公開された。
『夏美のホタル』などが実写映画化されている森沢明夫の同名小説を原作にした『きらきら眼鏡』。恋人の死を乗り越えられず苦しむ青年・立花明海と、1冊の本を介して明海と知り合ったあかねらの人間模様を描く。明海役に同作が映画デビュー作となる金井浩人、あかね役に池脇千鶴がキャスティング。共演者は、あかねの恋人で余命宣告を受けた裕二役の安藤政信をはじめ、杉野遥亮、古畑星夏、片山萌美、志田彩良ら。監督は犬童一利、脚本は犬童監督と2度目のタッグとなる守口悠介が務めた。
今回公開されたティザービジュアルには、舞台となる千葉・船橋の街並みを背景に、明海とあかねが並んで歩いている様子が写し出されている。あわせてエンディング曲に、柏木広樹feat.葉加瀬太郎&西村由紀江の書き下ろし曲“Reminiscence~回想~”の起用が発表された。
金井浩人は「この映画を背負い、これからを生きていけることが幸せでなりません。多くの人に届くことを祈っています」、池脇千鶴は「繊細で傷つきやすく、それでも精一杯人生を生きようともがく優しい人間たちを、観てくださる皆さんにしっかりと見届けていただければと思います」とそれぞれコメントを寄せている。
金井浩人のコメント
未だに色んな思いが溢れんばかりにあって、言葉に詰まってしまいます。
この作品に携わり本当に沢山の出会いがありました。
その多くの出会いや、またこの物語に感化されたことで、自分自身のこれまでを回顧し、今現在を肌身で感じ、これからを見つめ続けた日々でした。
いつかのあの時、あることを思い、あるところへ行着き、人に出会って、あれをしてこれをして。
そんな繰り返しがあって今自分はここにいて、この人達に出会って、一緒にものを創っていて。
全てが繋がっていて今なのだと。なにか、この映画が物語っていることとその時の日々が、力強く通じているような気がしてなりませんでした。
そんなことを心の片隅で小さく想い続け、全うした気がします。
この映画を背負い、これからを生きていけることが幸せでなりません。
多くの人に届くことを祈っています。池脇千鶴のコメント
今思い返すと、撮影していた毎日がきらきらしていたのかもしれません。
普段はそんなにきらきらなんてしませんが(笑)、心から信頼できるキャスト、スタッフ、そしてあかねという役のおかげでほがらかに毎日を過ごすことができました。
繊細で傷つきやすく、それでも精一杯人生を生きようともがく優しい人間たちを、観てくださる皆さんにしっかりと見届けていただければと思います。犬童一利監督のコメント
本当に沢山の人に支えられ、無事にクランクアップを迎えることができました。
現在編集中ですが、原作の魂を引き継ぎつつ、映画ならではの「きらきら眼鏡」を皆さんに届けられると思います。素敵なスタッフ、俳優部、そして地域の方々と丁寧に作っています。
今の日本にこそ必要な映画になると信じています。ご期待ください。前田紘孝エグゼクティブプロデューサーのコメント
本作品、クランクイン前から、市民の皆さまに、制作プロダクションが今までにないくらい、踏み込んでいきます、ホンモノの共作にしましょう。と宣言してクランクインしました。
その分、たくさん摩擦もありました。しかしながら、その摩擦で生まれた「温度」は、この作品にしっかり刻まれたと思います。大きな喜びと手応えでいっぱいです。
多くの皆さまに届けたいです。支えてくださった皆さまに、心から感謝いたします。
- 作品情報
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『きらきら眼鏡』
2018年に全国公開監督:犬童一利 脚本:守口悠介 原作:森沢明夫『きらきら眼鏡』(双葉社) 音楽:神村紗希 エンディング曲:柏木広樹feat.葉加瀬太郎&西村由紀江“Reminiscence~回想~” 出演: 金井浩人 池脇千鶴 古畑星夏 杉野遥亮 片山萌美 志田彩良 安藤政信 配給:S・D・P
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?