『マイク・ケリー展 DAY IS DONE 自由のための見世物小屋』が、1月8日から東京・外苑前のワタリウム美術館で開催される。
1954年にアメリカで生まれ、2012年に57歳で逝去したアーティストのマイク・ケリー。1980年代初頭からパフォーマンス、ペインティング、ぬいぐるみやサウンドを用いたインスタレーションを発表したほか、ポール・マッカーシーやSonic Youthとのコラボレーション、音楽活動、アルバムジャケットの制作など幅広く活動した。階級やジェンダー、マイノリティーに対する差別、トラウマや暴力、性などを題材に皮肉やユーモアを交えた作品で知られる。
会場では365の映像とインスタレーションとして構想されたシリーズ『課外活動 再構成』の一部であり、ケリーが通った全ての学校を組み合わせた彫刻作品『教育施設』を舞台に制作された『DAY IS DONE』をはじめ、鍵十字や悪魔、男性器、ヘビーメタルといったモチーフとクローバーを組み合わせた巨大なシルクによる『Pansy Metal / Clovered Hoof』、カナダの実験的アーティストのデヴィッド・アスクヴォルトとの共作『ポルターガイスト』の一部で1979年制作の初期作品『エクトプラズム#1~#4』、アメリカ・ミネアポリスの農協「ランド・オ・レイクス」のバターのパッケージに描かれた少女をモチーフにした『Land O'Lakes』などを展示。ワタリウム美術館では今回の展覧会を皮切りに、マイク・ケリーの様々な作品を複数回の展覧会で紹介していく予定だという。
※記事掲載時、一部表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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『マイク・ケリー展 DAY IS DONE 自由のための見世物小屋』
2018年1月8日(月・祝)~3月31日(土) 会場:東京都 外苑前 ワタリウム美術館 時間:11:00~19:00(水曜は21:00まで) 休館日:月曜(祝日は開館) 料金:大人1,000円 学生800円 大人2人券1,600円 学生2人券1,200円 小中学生500円 70歳以上700円