ピクサー新作『リメンバー・ミー』吹替声優に藤木直人、松雪泰子ら 歌唱も

ピクサーアニメーションスタジオの新作『リメンバー・ミー』の日本語吹き替え版声優が発表された。

『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチが監督を務めた同作は、1年に1度だけ亡くなった家族たちに会えるという「死者の日」を題材にした作品。死者の国を舞台に、音楽を禁じられた少年ミゲルと、ミゲルが出会うガイコツのヘクターを巡る物語が描かれる。公開は3月16日。『アナと雪の女王』の新作『アナと雪の女王/家族の思い出』と同時上映される。

今回発表された声の出演者は、ミゲルに「ある願い」を託すヘクター役の藤木直人、ミゲルの高祖母でガイコツのイメルダ役の松雪泰子、ミゲルが憧れる歌手デラクルス役の橋本さとし。ミゲルの声はすでに発表されている13歳の石橋陽彩が演じる。

藤木直人はアフレコ時に「劇中では祭壇に家族の写真を飾ったりしていたので、アフレコの時には子供たちの写真を台本に貼ってやってました」と語っている。また松雪泰子は「家族の絆」がテーマとなっている同作について、「家族とは、いつもつながっている感覚があります。一番の味方でいてくれる存在です。親の世代、そのまた親の世代がどんな思いで子供たちを育ててきたのかということを、自分が子育てをするとより強く感じたりすることがあります」とコメント。

またディズニーの担当者は藤木の起用理由について「藤木さんは映画やドラマ、音楽活動など幅広く活躍しており、ヘクターの陽気さと孤独を併せ持つ難しい演技、家族を想う優しさの表現と、歌唱もお任せできると思いました」と述べているほか、松雪については「情熱的な歌唱シーンもあります」と明かしている。

藤木直人のコメント

同作の声優に決まったときの心境について
オーディションがあると聞いてチャレンジしました。実際やってみたら、動いているものに対して声を当てるという作業は初めての経験でしたのですごく難しくて…。ディズニー/ピクサー作品で吹替えをやってみたいという想いがあったので、とても嬉しい反面、決まったからにはやらなきゃという責任感とプレッシャーがありました。
同作の感想について
感動的な素晴らしいストーリーでした。マネージャーと男二人で見ていたので何とか泣かなかったですが、一人で見ていたら泣いていたと思いますね。(笑)色々な年代の人が楽しめて、心に染み入る話なんじゃないかな。子供が見ても楽しんでもらえると思いますし、それぞれの世代で感じる部分があって、いろんな見方ができる作品だと思いました。人生についてや、生と死についてが描かれているので、どんな年代の方も考える部分、感じる部分があると思います。
誰と見に行きたいか
子供と一緒に観たいですね。作品に父親が出るのは、きっと楽しんでくれると思いますし。今回は家族をテーマにした話で、劇中では祭壇に家族の写真を飾ったりしていたので、アフレコの時には子供たちの写真を台本に貼ってやってました。
家族と繋がっていると感じたエピソードや出来事について
岸谷五朗さんにお子さんが生まれた時、それまでは180度しか見えていなかったものが、360度別の視点を持つことが出来たとお話をされていて、僕はその時点で子供がいなかったので、そんなものなのかなと思っていました。ですが、自分の子供が生まれたら、親はこういう風に思っていたのかな、愛を注いでくれていたのかな、ということがすごく分かってきました。やはり子供には無償の愛を注ぐけど、子供はそんな事は気付かずに大きくなっていきますが、家族というのはこうやってどんどんつながっていく。自分の子供たちもいつか親になるかもしれないし、そのときに僕の気持ちを分かってくれるかもしれないし、そうやって受け継がれていくものなのだと思いましたね。

松雪泰子のコメント

同作の声優に決まったときの心境について
お話をいただいて、すごく嬉しかったです。今回は歌があるということでしたので、すごく嬉しかったと同時に緊張もしました。頑張らなきゃなと思いました。
同作の感想について
なんといっても曲が素晴らしくて、聴いているだけで胸を打たれました。自然と涙がこぼれてくる力強さがあり、言葉もスッと魂に刺さってくるようでした。例えるなら子供のころにおもちゃ箱を開けてキラキラした宝石がたくさん詰まっているものを見て嬉しかった感覚と同じような、カラフルな色彩が全編を通して続くのも観ていてワクワクしました。
誰と見に行きたいか
家族全員で行きたいと思います。両親と自分の息子、甥っ子も小学生なので、みんなで行けたら楽しいだろうなと思いま
す。
家族と繋がっていると感じたエピソードや出来事について
家族とは、いつもつながっている感覚があります。一番の味方でいてくれる存在です。親の世代、そのまた親の世代がどんな思いで子供たちを育ててきたのかということを、自分が子育てをするとより強く感じたりすることがあります。家系図を見てみたり、ひいひいおばあちゃんがどんな人だったのかという話を改めて聞いたときは、代々守ってきてくれたことによって、今自分がここに存在できているんだなと思い、感謝の気持ちがすごくあります。

作品情報

『リメンバー・ミー』

2018年3月16日(金)から全国公開 監督:リー・アンクリッチ 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパンジャパン
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