北欧の映画と文化を紹介する上映イベント『トーキョーノーザンライツフェスティバル2018』が、2月10日から東京・渋谷のユーロスペースで開催される。
今年で8回目の開催を迎える『トーキョーノーザンライツフェスティバル』。新作や日本未公開作を含む全14作品1週間にわたって上映する。
ジャパンプレミア上映されるのは、レザージャケットに身を包んだ筋骨隆々の男性など、ゲイをモチーフにしたドローイングで知られる画家トム・オブ・フィンランドの半生を描く『トム・オブ・フィンランド』、8人の少女たちの日常を先鋭的な映像演出で表現した『チーム・ハリケーン』、マッツ・ミケルセン主演の『プラハ』、ポール・ダノ主演の『グッド・ハート』など。
また日本・スウェーデン外交関係樹立150周年を記念したスウェーデン映画の特集『FOCUS ON SWEDEN』には、ラッセ・ハルストレム監督がABBAを追った『アバ/ザ・ムービー』や、ピアニスト・柳下美恵の伴奏付きで上映されるサイレント映画『一番強い者』など4作品がラインナップしている。
さらにミカ・カウリスマキ監督の日本劇場未公開作2本を上映する特集や、アーリル・アンドレーセン監督と俳優クリストッフェル・ヨーネルのタッグに注目した特集も実施。吉田喜重監督がヨーロッパロケを敢行した1968年の映画『さらば夏の光』上映後は監督と主演の岡田茉莉子によるトークが行なわれるほか、期間中のトークイベントにはUMMMI.、末延弘子、相澤虎之助、田亀源五郎、今泉力哉、樋口泰人も登壇する。各作品やスケジュールの詳細はオフィシャルサイトでチェックしよう。
- イベント情報
-
『トーキョーノーザンライツフェスティバル2018』
2018年2月10日(土)~2月16日(金) 会場:東京都 渋谷 ユーロスペース上映作品: 『チーム・ハリケーン』(監督:アニカ・ベウ) 『トム・オブ・フィンランド(監督:ドメ・カルコスキ) 『プラハ』(監督:オーレ・クリスチャン・マセン) 『グッド・ハート』(監督:ダーグル・カウリ) 『オンネリとアンネリのおうち』(監督:サーラ・カンテル) 『さらば夏の光』(監督:吉田喜重) 『ストロベリー・デイズ』(監督:ヴィクトル・エーリクソン) 『がらくたヘリコプター』(監督:ヨーナス・セルベリ=アウグスツセーン) 『アバ/ザ・ムービー』(監督:ラッセ・ハルストレム) 『一番強い者』(監督:アクセル・リンドブロム、アルフ・シェーベルイ) 『ゾンビ&ザ・ゴースト・トレイン』(監督:ミカ・カウリスマキ) 『ティグレロ 撮られなかった映画』(監督:ミカ・カウリスマキ) 『愛せない息子』(監督:アーリル・アンドレーセン) 『オルハイム・カンパニー』(監督:アーリル・アンドレーセン)
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?