映画『武蔵―むさし―』が、2019年初夏に全国で公開される。
同作は剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の生き様や戦いを、史実をもとに映画化した作品。宮本武蔵が繰り広げてきた吉岡一門や鎖鎌の宍戸、槍の奥蔵院道宋、佐々木小次郎らとの戦いの中で、武蔵自身や敵となった人々、周囲の人間たちが何を感じ、考えてきたのかを描く。
宮本武蔵役を演じるのは細田善彦。佐々木小次郎役を松平健が演じる。なお巌流島の戦い時には、武蔵は20代、小次郎は60代だったと伝えられている。
監督は『蠢動 ―しゅんどう―』の三上康雄。脚本と編集に加えて、製作にも自ら携わっている。撮影は1月下旬からスタートし、8月に完成する予定だ。
細田善彦のコメント
これまで何人もの名優の方々が演じてきた武蔵を、映画初の主役を演じる機会をいただけて、光栄であると同時に身が引き締まる思いです。
かつて巌流島で、武蔵が小次郎と最期の決闘を果たしたのは29 歳の頃と言われています。
図らずも同じ29歳の今、一所懸命に武蔵の成長物語に挑みます!松平健のコメント
今作でも武蔵対小次郎の舟島での決闘はクライマックスの最大の見せ場となりますが、単に武蔵と剣を交えるだけでなく、そこに至るまでに小次郎が思い続けた戦の度に多くの民が亡くなる時代は終わらせ、民への幸せを願い立ち上がった一人の男の生きざまをご覧頂きたい。今まで見た事のない佐々木小次郎をお見せ致します。
三上康雄監督のコメント
自主作品として本物の武蔵に挑みます。だからこそ、だれからも縛られることなく、複層する物語、オールロケ、リアルな殺陣、そして、本格正統時代劇映画に欠かせぬ豪華な名優の方々の出演が実現しました。とことん本物にこだわり、平成時代劇映画の頂点を目指します。
- 作品情報
-
『武蔵―むさし―』
2019年初夏に全国公開監督・脚本・編集:三上康雄 出演: 細田善彦 松平健 ほか
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?