9月から全国で公開される映画『パパはわるものチャンピオン』の追加キャストが発表された。
板橋雅弘と吉田尚令による絵本を原作に、悪役レスラーの父親とその息子の交流を描く同作。怪我や世代交代の波に押されながら悪役覆面レスラー「ゴキブリマスク」として活動を続ける父親・孝志と、父親がゴキブリマスクだと知ってショックを受け、クラスメイトに父親は人気レスラーだと嘘をついてしまう息子・祥太の姿を描く。父親の孝志役をプロレスラーの棚橋弘至、孝志の妻・詩織役に木村佳乃、息子の祥太役に寺田心がそれぞれキャスティングされている。
今回出演が明らかになったのは、無類のプロレス好きの編集者・大場ミチコ役の仲里依紗、ミチコの上司である編集長役の大泉洋、孝志を支えてきた治療院の医師役の大谷亮平、プロレス団体ライオンプロレスの社長役の寺脇康文、ミチコの同僚編集者役の松本享恭、川添野愛、祥太が想いを寄せる同級生の父役の淵上泰史。
仲里依紗は棚橋との共演について「棚橋さんにお会いする前は、プロレスラーの方は体も大きくて、すこしこわいイメージがあったのですが、180度違ってすごく優しくて、気さくにお話もしてくださいました。棚橋さんの私生活で食べているものを教えていただいたりして、あの体をキープするための努力などに、驚かされましたし、勉強になりました」とコメント。
大泉洋は撮影を振り返り「ついつい癖のある男にしたくなってしまい...セリフも含めて好き勝手にやらせて頂きました(笑)。監督もおおらかに受け入れてくださってありがたかったです。役名も『編集長』だけだったんですけど、途中で監督が『森岡たくじ』という名前を付けてくれました。本当に好き勝手やっているので、出来上がった作品を見た時にがっかりしないか少し心配ですが、楽しくやらせてもらいました」と明かしている。
仲里依紗のコメント
私が演じたミチコは本当に一生懸命で、プロレスの事なら誰にも負けないくらいの熱い思いを持っている女の子です。
自分の気持ちが高ぶっているように話す子だと思い、そのあたり気を付けながら楽しく演じました。
心くんはすごく人なつっこくて最初から話しかけてくれて、仲良くなれました。私は心くんに敬語を使うシーンがもどかしくなるくらいでした。でもそれも慣れてきて、最後は作品やお芝居の話など、結構大人な会話もしつつ、「夏休みどこ行ったの?」って子供らしい会話もできました。
プロレスは、2回くらいしか見たことなかったんですが、試合のシーンを生で観て、レスラーの方がぶつかり合っているところは興奮しましたし、かっこよかったです。
棚橋さんにお会いする前は、プロレスラーの方は体も大きくて、すこしこわいイメージがあったのですが、180度違ってすごく優しくて、気さくにお話もしてくださいました。棚橋さんの私生活で食べているものを教えていただいたりして、あの体をキープするための努力などに、驚かされましたし、勉強になりました。大泉洋のコメント
今回は、「編集長」という役をいただきました。衣裳がきれいでおしゃれな服だったんですけど、もう少し汚い方がいいんじゃないかと撮影までにお願いしたのですが、まさか自分もここまでラフになると思っていなくて、ちょっと汚すぎたなという反省点があります(笑)。
ついつい癖のある男にしたくなってしまい…セリフも含めて好き勝手にやらせて頂きました(笑)。監督もおおらかに受け入れてくださってありがたかったです。役名も「編集長」だけだったんですけど、途中で監督が「森岡たくじ」という名前を付けてくれました。本当に好き勝手やっているので、出来上がった作品を見た時にがっかりしないか少し心配ですが、楽しくやらせてもらいました。
プロレスは子供の頃にすごく観ていて、テレビに向かって泣き叫んでいたら、おふくろから「泣くくらいなら観るんじゃない」と怒られたことがありました(笑)それくらい熱く観ていました。今また、プロレスが盛り上がっているというのを聞いて、懐かしく思い出しました。大谷亮平のコメント
今回、治療院の医師で孝志のトレーナー役を演じました。いい時も悪い時も一緒に歩んできたというか心と体のケアをずっとしてきた親友でもあります。
棚橋さんは現役のプロレスラーの方と言うことで、すごい威圧感があったり圧倒されたりするのかなと思っていたら、すごく雰囲気のやわらかい方でした。競技のときはまた変わると思うんですけど。
僕はこういう人間味溢れる、あたたかい作品がすごく好きなので、今回少しの間だったんですけど、そのあたたかさにふれ、癒しになる撮影でした。寺脇康文のコメント
今回僕は、孝志が所属するライオンプロレスの社長・本田を演じました。
スポーツをやってらっしゃる方々は気持ちのいい方が本当に多いんですけど、棚橋さんも人間的にも非常にいい方で、礼儀正しいし、人のことをちゃんと見ていて、まわりをフォローされているし、きれいな心を持ってらっしゃるんだなぁと思いました。棚橋さんとは出身地も近く、親近感を持ちながら楽しくやらせて頂きました。
そして何より、このお話は本当にいいお話なのですが、エンターテイナーたちが、自分たちの本業(プロレス)を使った映画で、何から何まで本物の中でストーリーが見られるということで、僕は自分が出演した云々と言うよりは、いちファンとして、どのような作品になるのか、できあがりを楽しみにしています。
- 作品情報
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『パパはわるものチャンピオン』
2018年9月から全国公開監督・脚本:藤村享平 原作:板橋雅弘、吉田尚令『パパのしごとはわるものです』『パパはわるものチャンピオン』(岩崎書店) 出演: 棚橋弘至 木村佳乃 寺田心 仲里依紗 オカダ・カズチカ 田口隆祐 真壁刀義 バレッタ 天山広吉 小島聡 永田裕志 中西学 KUSHIDA 後藤洋央紀 石井智宏 矢野通 YOSHI-HASHI 内藤哲也 高橋ヒロム 淵上泰史 松本享恭 川添野愛 大泉洋 大谷亮平 寺脇康文 配給:ショウゲート
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Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?