書籍『J・ディラと「ドーナツ」のビート革命(仮)』が5月11日に刊行される。
2006年に32歳の若さで逝去したビートメイカーのJ Dilla。同書では生い立ちから地元デトロイトの音楽シーン、Q-Tipやアリ・シャヒード・ムハマドといったA Tribe Called Questのメンバーらと結成したThe Ummah、さらにThe Soulquarians、Slum Villageでの活動、Madlibとの出会い、難病と戦いながら制作し、生前最後の作品となった2006年リリースのアルバム『Donuts』に至るまでを振り返り、J Dillaのビートの秘密に迫る。
著者はカナダのジョーダン・ファーガソン。日本語訳は「ゲンロン×佐々木敦 批評再生塾」の初代総代で、大和田俊之、磯部涼との共著『ラップは何を映しているのか』もある吉田雅史。自身もMC、トラックメイカーとして活動している吉田による解説、ディスクガイドも収録する。序文はStones Throw主宰のPeanut Butter Wolf。
なお本日2月7日はJ Dillaの誕生日。『Donuts』のリリース日にもあたる。命日は2月10日。
- 書籍情報
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『J・ディラと「ドーナツ」のビート革命(仮)』
2018年5月11日(金)発売予定 著者:ジョーダン・ファーガソン 訳者:吉田雅史 価格:1,944円(税込) 発行:DU BOOKS