アートイベント『美術館の春まつり』が3月23日から東京・竹橋の東京国立近代美術館本館および工芸館で開催される。
『美術館の春まつり』は皇居・千鳥ヶ淵の桜とあわせてアートを楽しむイベント。作品鑑賞やガイドプログラムへの参加と同時に、周辺散策で花見をすることもできる。
本館で行なわれる所蔵作品展『MOMATコレクション』では、桜が描かれた川合玉堂の『行く春』、菊池芳文『小雨ふる吉野』が展示されるほか、船田玉樹の代表作『花の夕』を収蔵後初公開。さらに岡倉天心らによって創設された日本美術院の創立120年を記念し、菱田春草、安田靫彦、速水御舟、小倉遊亀、平山郁夫らの作品も紹介される。工芸館で開催される開館40周年記念の所蔵作品展『名工の明治』では、明治の鋳金家・鈴木長吉の代表作『十二の鷹』を数年におよぶ修復後、初公開する。
また本館では毎日14:00からガイドスタッフと参加者が対話しながら作品を鑑賞するガイドプログラムが行なわれるほか、4月1日の無料観覧日には展示室を巡ってスタンプを集める『春まつりトークラリー』を開催。スタンプを3つ以上を集めると特製缶バッジを入手できる。会期中の水曜と土曜は工芸館で、作品に触れることのできる『タッチ&トーク』も実施される。レストラン「ラー・エ・ミクニ」では花見時期だけの特別メニューを提供予定。
各プログラムの詳細は美術館のオフィシャルサイトでチェックしよう。
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『美術館の春まつり』
2018年3月23日(金)~4月8日(日) 会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館本館、工芸館