坂本龍一がガラスの家を楽器に、Alva Notoとの即興ライブ録音盤『Glass』

Alva Notoと坂本龍一によるライブ録音作品『Glass』の日本盤が、2月25日にリリースされる。

カールステン・ニコライによるAlva Notoは、2002年のアルバム『Vrioon』を皮切りに、坂本龍一と通算6枚のコラボレーションアルバムをリリース。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の映画『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽も共作した。

『Glass』は、2016年に開催された草間彌生の展覧会『Dots Obsession- Alive, Seeking For Eternal Hope』のオープニングパーティーで披露された即興パフォーマンスの模様を収録した、35分超におよぶワントラックアルバム。会場となったのは、アメリカ・ニューケイナンにあるフィリップ・ジョンソン設計によるガラスの家「グラスハウス」。

コンタクトマイクをグラスハウスの壁に取り付け、表面を擦ることで音を奏でた坂本龍一は、「グラスハウスで演奏するオファーをもらった時に最初に思い浮かんだアイデアは、建物自体を楽器として使うことだった」とコメント。さらに「草間彌生の水玉で装飾されたガラスの壁を通して見る美しい風景は、何か特別で、我々に大きな影響を及ぼした。それは、自然なもの、自然、そして人工的なもの、アートが混ざり合った不思議なものだった」と回顧している。

なお同作はAlva Notoが主宰するレーベル「NOTON」の再始動第2弾作品となる。

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