文月悠光のエッセイ集『臆病な詩人、街へ出る。』が、本日2月16日に刊行された。
1991年に生まれた詩人の文月悠光。中学時代から雑誌に詩を投稿し、16歳で『現代詩手帖賞』を受賞。18歳で『中原中也賞』『丸山豊記念現代詩賞』を受賞している。詩集に『適切な世界の適切ならざる私』『屋根よりも深々と』など。
『臆病な詩人、街へ出る。』は、ウェブサイト「cakes」で連載中のエッセイを書籍化したもの。「JK詩人」からの脱却を図り、気の向くままに街に出た体験が綴られている。連載時に話題を呼んだ「私は詩人じゃなかったら『娼婦』になっていたのか?」も収められるほか、フィンランドへの渡航経験や、アイドルオーディションに出た逸話、ストリップ劇場に初めて訪れた体験など、連載時の内容を加筆・修正して収録。書き下ろしエッセイ「臆病な詩人、 本屋で働く。」の前後篇2篇が追加された。
帯には翻訳家の岸本佐知子が「これはコントローラーのないRPG。冒険の最後に詩人が見つける宝石みたいな言葉は、私たちの胸も明るく照らす」と推薦の言葉を寄せている。
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