横尾忠則が見つめる「死後の世界」を体験 『横尾忠則の冥土旅行』展

横尾忠則の個展『兵庫県政150周年記念事業 開館5周年記念展 横尾忠則の冥土旅行』が2月24日から兵庫・神戸の横尾忠則現代美術館で開催される。

グラフィックデザイナー時代から現在に至るまで、一貫して「死後の世界」のあり方に関心を持ち続けてきたという横尾忠則。ダンテの『神曲』のイメージを重ねたヌード写真、空襲で真っ赤に染まった夜空を想起させる『赤』の絵画シリーズ、顔の一部を石や蛙やキャベツといったオブジェによって覆い隠され「実体を失った不可解な存在」となった女性のポートレートシリーズなど、様々な死のイメージを作品に投影してきた。同展は、常に死後の世界を想像し、「死の側から生を見る」ことで自らの生き方を見つめてきた横尾のまなざしを、作品世界を通して追体験する場になるとのこと。

なお会期中の3月10日、4月7日、4月21日に学芸員によるトークイベント、3月24日にワークショップ『○○の女―ヨコオ流・仮面変身術』が実施されるほか、4月14日には加橋かつみと珠希真利が出演する無料ライブが行なわれる。詳細は展覧会のオフィシャルサイトで確認しよう。

イベント情報

『兵庫県政150周年記念事業 開館5周年記念展 横尾忠則の冥土旅行』

2018年2月24日(土)~5月6日(日) 会場:兵庫県 神戸 横尾忠則現代美術館
時間:10:00~18:00(金、土曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで) 休館日:月曜(4月30日は開館、5月1日休館) 料金:一般700円 大学生550円 70歳以上350円 ※高校生以下無料 ※障がい者(70歳以上除く)は各料金の半額(介護者1名無料)
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