映画『旅猫リポート』に高畑充希が声の出演をすることが判明。あわせて特報が公開された。
『図書館戦争』『植物図鑑』などの作品で知られる有川浩による2012年の作品『旅猫リポート』。心優しい青年・悟がある事情から飼えなくなってしまった愛猫・ナナと共に、新しい飼い主を探して日本各地を巡る旅の様子を描く。ある秘密を抱える悟役に福士蒼汰がキャスティング。監督は有川原作の映画『植物図鑑』も手掛けた三木康一郎が務めた。公開は10月26日。
高畑充希が演じるのは「ツンデレ」の雄猫ナナの声。また同作の音楽を、アニメーション映画『この世界の片隅に』の音楽を手掛けたコトリンゴが担当することも明らかになった。
コトリンゴの楽曲を使用した特報では、ナナが車中で「凄いね悟。海みたいだ」と言うシーンや、「甘ったれるな」「さあ行こう、これは僕らの最後の旅だ」というナナのセリフ、悟が菜の花畑でナナを抱きしめながら「俺の最後の猫がナナでよかった」と言う場面などが確認できる。
初めて猫の声を演じる高畑充希は「わたしの実家で幅を利かせているニャンコも、ニャーとかギュルギュルとか、ギャーとか。なんだか分からない猫語をよく発しているので、“猫が話す”というのはなんだか少し、想像がついたのですけれど、さて、自分がやるとなると、どうしたものかなぁ~、、。ハテナだらけで向かったアフレコでしたが、俳優猫ちゃんの可愛げのない可愛らしさに夢中になっているうちに、気づいたら終わっていました」とコメント。
またコトリンゴは「今回、音楽を作っていく上での監督さんからのアドバイスの一つに、観てくださったお客さんが思わず口ずさんでしまうようなテーマだといいな、という言葉がありました。シンプルなようでいて難しく、でもとても大切な事だと思い、制作中は何度も振り返っていました」と語っている。
高畑充希のコメント
『植物図鑑』ぶりに有川さんの作品に参加させていただける、ということでお話を伺うと、まさかの、猫!
わたしの実家で幅を利かせているニャンコも、ニャーとかギュルギュルとか、ギャーとか。なんだか分からない猫語をよく発しているので、“猫が話す”というのはなんだか少し、想像がついたのですけれど、さて、自分がやるとなると、どうしたものかなぁ~、、。
ハテナだらけで向かったアフレコでしたが、俳優猫ちゃんの可愛げのない可愛らしさに夢中になっているうちに、気づいたら終わっていました。
声を担当させていただいてはいるのですが、見所はズバリ、喋らない時の猫ちゃんの顔!
大きな目に映る様々なものに、想像力を掻き立てられてしまいました。コトリンゴのコメント
悟とナナ、その友人たちのように、大切なパートナーや仲間と共に過ごす時間、その一瞬一瞬が愛おしく思える、素敵な作品に参加できてとても光栄です。
今回、音楽を作っていく上での監督さんからのアドバイスの一つに、観てくださったお客さんが思わず口ずさんでしまうようなテーマだといいな、という言葉がありました。
シンプルなようでいて難しく、でもとても大切な事だと思い、制作中は何度も振り返っていました。
この作品を観た後の、あたたかい気持ちがたくさんの方に届きますように。
- 作品情報
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『旅猫リポート』
2018年10月26日(金)から全国公開監督:三木康一郎 脚本:有川浩、平松恵美子 原作:有川浩『旅猫リポート』(講談社文庫) 音楽:コトリンゴ 出演:福士蒼汰 声の出演:高畑充希 配給:松竹関連リンク
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?