ホン・サンス監督の映画『クレアのカメラ』が、2018年夏に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開される。
同作は、『カンヌ国際映画祭』の裏側で、女癖の悪い映画監督・ソ、監督と男女の関係にある映画会社の女社長・ナム、監督と火遊びしてしまった映画会社の社員・マニらの思惑が交錯する様を描く物語。映画祭に出張中に突然会社を解雇されたマニが、自分がシャッターを切った相手は別人になるという自説を持つクレアに出会い、解雇を言い渡されたカフェで同じ構図で写真を撮ってもらうと不思議な出来事が起こるというあらすじだ。
クレア役を『ピアニスト』のイザベル・ユペールが、マニ役を『お嬢さん』のキム・ミニが演じる。同作は2016年の『第69回カンヌ国際映画祭』開催時に撮影が行なわれた。同映画祭の出品作であった『エル ELLE』のイザベル・ユペールと『お嬢さん』のキム・ミニがそれぞれカンヌを訪れていた数日間を利用したという。なお同作は2017年の『第70回カンヌ国際映画祭』アウト・オブ・コンペティション部門に出品された。
- 作品情報
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『クレアのカメラ』
2018年夏からヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開監督・脚本:ホン・サンス 出演: キム・ミニ イザベル・ユペール チャン・ミヒ チョン・ジニョン ユン・ヒソン イ・ワンミン カン・テウ マーク・ペランソン シャヒア・ファーミー 上映時間:69分 配給:クレストインターナショナル関連リンク
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