11月に開催される音楽と映画のイベント『MOOSIC LAB 2018』の上映作品『いつか輝いていた彼女は』のティザービジュアルと場面写真が公開された。
スリーピースバンドMINT mate boxのマホと、マホのかつての親友であった茜を中心に、高校時代の2人の純粋かつ歪んだプライドを描いた同作。映画初主演となる『ミスiD2018』受賞者の小倉青が茜役、mahocato(MINT mate box)がマホ役を演じ、脚本と監督を前田聖来が手掛けている。
ティザービジュアルでは、高校の芸能科で音楽活動をする茜がギターを持って前を見据えるカットを使用。さらに茜の横顔を撮影した場面写真などが公開されている。
映画の製作にあたって、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で4月上旬からプロジェクトがスタート。集まった資金は撮影および編集仕上げ作業にかかる製作費の一部として使用される。リターンメニューは小倉と前田の直筆サイン入りポストカードやスペシャルメイキングDVD、限定グッズなどを予定している。目標金額は60万円。
小倉青のコメント
撮影現場には驚くべき発見ばかりがあり、紛れもなく濃密な時間でした。役者さんたちのあまりにも自然な演技、同じシーンを様々な角度から何度も撮影する手法、飛び交う専門用語、分刻みのタイトなスケジュール……目の前に広がる未知の世界に置き去りにならないように必死でした。振り返ってみると、茜を演じたという感覚はありません。確実に自分のものではない感情が心に着地し、カットがかかった瞬間にふっと消えていくという、妙な感覚でした。何もかもが未経験で直前まで不安要素しかありませんでしたが、現場の和気藹々とした雰囲気に随分助けられました。ストーリーこそ知っているものの、完成形を明瞭には想像できずにいます。完成がとても楽しみです。
前田聖来のコメント
過去の自分、これからの自分を見つめ直し、今この瞬間の決意と後悔がにじみ出ているような、そんな身を削った作品になるのではないかと思います。主演を務める小倉青さんには、会った瞬間から強烈な魅力を感じ、熱烈アタックを繰り返しました。初経験とは思えない堂々とした演技に注目です。また、本人役で出演したmahocatoさんも演技初経験。そこにいるだけで画面が華やぐような存在感があります。本作品が今後どのように飛び立っていくのか未知数ですが、一人でも目に触れた方の心に「へばり付くような」作品になれば嬉しいです。
- 作品情報
-
『いつか輝いていた彼女は』
2018年11月に『MOOSIC LAB 2018』で公開脚本・監督:前田聖来 主題歌:MINT mate box“青春っていつも何かがたりない” 出演: 小倉青 mahocato(MINT mate box) 日高七海 里内伽奈 柳澤果那 やすだちひろ(MINT mate box) KJ(MINT mate box) 配給:SPOTTED PRODUCTIONS.
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?