映画『母という名の女』が6月から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開される。
メキシコのリゾートエリアである、バジャルタの海辺に建つ別荘に暮らす姉妹を描いた同作。17歳の妹の妊娠をきっかけに、疎遠になっていた母が呼び戻されるが、妹の出産後、母が陰のある自身の欲望を再現していく様を描いたミステリー作品だ。原題は『April's Daughter』。
献身的に娘であるヴァレリアの世話をする母・アブリル役はペドロ・アルモドバル監督『ジュリエッタ』でも母親役を務めたエマ・スアレス。17歳で妊娠する妹・ヴァレリア役をアナ・ヴァレリア・ベセリル、電話で母を呼び戻す姉・クララ役をホアナ・ラレキ、ヴァレリアの子の父親で、クララが経営する印刷所でアルバイトしていた17歳の少年・マテオ役をエンリケ・アリソンが演じる。撮影は『ホーリー・モーターズ』のイヴ・カープが務めた。監督は『父の秘密』『或る終焉』のミシェル・フランコ。
- 作品情報
-
『母という名の女』
2018年6月から渋谷ユーロスペースほか全国で公開監督・脚本:ミシェル・フランコ 出演: エマ・スアレス アナ・ヴァレリア・ベセリル エンリケ・アリソン ホアナ・ラレキ エルナン・メンドーサ 上映時間:103分 配給:彩プロ
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?