映画『Dangal』が『ダンガル きっと、つよくなる』の邦題で4月6日から東京・日比谷のTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。水道橋博士の登壇イベントが実施された。
同作は、実在するインドのレスリング選手ギータ・バビータ姉妹の実話を映画化したもの。レスリング選手の道を挫折したマハヴィル・シンが自身の長女と次女に才能を見出し、彼女たちの抵抗にあいながらも特訓の日々を送り、やがて大舞台に立つというあらすじだ。
監督と脚本を手掛けたのは、デビュー作『Chillar Party』で『インド国際映画祭』最優秀児童映画賞および脚本賞を受賞したニテーシュ・ティワーリー。マハヴィル役を『きっと、うまくいく』『PK』などに出演したアーミル・カーンが演じる。なお、『ダンガル きっと、つよくなる』は中国での興行収入が200億円を突破し、英語を除く外国語映画の興行収入1位を記録した。
映画の予告編では、指導のために髪を短く切られたギータとバビータが落ち込む姿、2人が「インドの娘はただ子供を産むだけの道具、でもあなた達は違う」と諭される場面、ギータが2012年のロンドンオリンピックに出場するシーンなどが映し出されている。また、松岡修三の応援コメント付きの予告編とバビータ本人および吉田沙保里選手のコメント付き予告編も公開されている。
オフィシャルサイトでは著名人のコメントが掲載中。吉田沙保里が「父を思い泣きました。最高!!」、伊調馨が「どれだけ非難されても信念を貫く姿に父の愛を感じた」、日本レスリング協会強化本部長の栄和人が「泣いた。一人の人間を育てる、その難しさと喜びを、指導者として、娘の父として痛感した」とそれぞれ感想を寄せているほか、小島秀夫、アントニオ猪木、藤波辰爾、アジャコング、関根勤、花くまゆうさく、犬山紙子、赤ペン瀧川、宇野惟正らもコメントしている。
4月3日には同作の応援上映プレイベントに水道橋博士が登壇。所属事務所であるオフィス北野の独立問題に絡めて、「映画『ダンガル』どうぞよろしくお願いいたします!たけし軍団もこの映画同様どうぞよろしく!頭も腰も低いたけし軍団でございます!」と語ったほか、「女子レスリングは日本が世界で最も強い競技ですが、競技としてルールがどこまで浸透しているのか。そこまで強ければ毎週やっていて不思議じゃない。観賞用スポーツと競技用スポーツは違うだろうということで、女子レスリングは決してスペクテータースポーツではないだろうと思ってみていたのですが、こんなに面白い映画が撮れるのか!とちょっと驚きました。しかも実話」と、同作の魅力を語った。さらに「この映画は栄監督と伊調選手がコメントを出しているので、上映禁止になるのでは?とホントに思いました」などと語った。
- 作品情報
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『ダンガル きっと、つよくなる』
2018年4月6日(金)からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開監督・脚本:ニテーシュ・ティワーリー 出演: アーミル・カーン ファーティマー・サナー・シャイク サニャー・マルホートラ ザイラー・ワシーム スハーニー・バトナーガル サークシー・タンワル アパルシャクティ・クラーナー 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/ギャガ
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