前澤友作が長谷川等伯の晩年期代表作『烏鷺図屏風』を収蔵 国の重要文化財

株式会社スタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作が長谷川等伯の『烏鷺図屏風』を新たに収蔵したことがわかった。

公益財団法人現代芸術振興財団の会長を務め、現代アートコレクターとしても知られる前澤。今回、前澤が収蔵した『烏鷺図屏風』は六曲一双、幅各354センチメートルの作品となり、少なくとも1605年以降に描かれた等伯の晩年の代表作で、飛び交うカラスと羽を休める白サギの群れが対照的に描かれている。1969年に国の重要文化財に指定。長らく千葉・佐倉のDIC川村記念美術館の最初のコレクションとして紹介されてきたが、昨年の同館の日本画展示の終了に伴い譲渡された。

前澤は同作について、「生まれて初めて屏風を購入しました。しかも国の重要文化財。しかも長谷川等伯作。安土桃山から江戸初期の時代背景に思いを馳せながら、私流に作品を愛し解釈し、皆様ともこの素晴らしさをシェアしていきたいと思います」とコメント。『烏鷺図屏風』は今後、展覧会などを通して一般公開される予定だ。

また4月13日発売の美術専門誌『月刊 目の眼』には前澤のインタビューが掲載。誌面では『烏鷺図屏風』が収蔵後初公開されている。同インタビューは特別にウェブで無料公開中。

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