写真集『ソール・ライター写真集 WOMEN』が4月27日に刊行される。
ソール・ライターはアメリカ出身の写真家。1950年代からニューヨークでファッションカメラマンとして活動し、83歳を迎えた2006年に出版された作品集『Early Color』で注目を集め、2012年にはドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』が公開された。2017年に東京・渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで開催された写真展は8万3千人以上の来場者数を記録した。
『ソール・ライター写真集 WOMEN』は、ライターがニューヨークに到着した1946年から約20年にわたって撮影し続けた知人の女性たちのヌード写真を収めたもの。ニューヨークのイーストヴィレッジにあるスタジオで自然光によって照らされた空間を写し出したモノクロ写真と、そのモノクロ写真にペインティングを施したカラー作品で構成されている。なお、ライターは1970年代にヌード写真集を作ろうと計画していたが、2013年に亡くなるまで生涯そのプロジェクトは実現しなかったという。
関連イベントとして、展覧会『ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展』が兵庫・伊丹市立美術館で5月20日まで開催中。また、写真展『フランソワ・アラール写真展「Saul Leiter」』が4月27日から大阪・豊中のgallery176で行なわれるほか、ブックフェア『ソール・ライター フェア』が5月15日から大阪・梅田の蔦屋書店で実施される。
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