2018年度の文化庁文化交流使が発表された。
文化庁が芸術家や文化人など文化に携わる人々を指名し、一定期間諸外国へ派遣する文化庁文化交流使事業。派遣された文化交流使は、それぞれの専門分野において実演や実技指導、講義、共同制作などに従事し、日本文化への理解の深化や、諸外国の芸術家、文化人らとのネットワーク形成に繋がる活動を行なう。これまでに国内の芸術家のべ133人、26組の文化交流使が世界82か国で活動。過去には小野寺修二、岡田利規、畠山直哉、長谷川祐子、森山未來、塩田千春、佐藤可士和らが指名された。
今年度の文化交流に指名されたのは、作曲家の笠松泰洋、アーティストの田中功起、浪曲師、曲師の玉川奈々福、生田流箏曲・地歌演奏家の米川敏子の4人。
笠松はイギリス、オーストリア、エクアドル、チリ、ペルー、アルゼンチン、田中はアメリカ、ブラジル、ウルグアイ、スイス、玉川はイタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタン、米川はカザフスタン、イギリス、ドイツに派遣される予定だ。