ヘンク・フィシュの個展『At the edges of the cultivated land 耕された土地の端で』が、5月25日から東京・六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートで開催される。
1950年にオランダ・アイントホーフェンで生まれたアーティストのヘンク・フィシュ。ドイツ・ミュンヘン、オランダ・ロッテルダム、ベルギー・アントワープなどヨーロッパ各地に設置された公共彫刻や、思想の形態を擬人化した立体作品、詩的なドローイング作品などを発表し、「不可視であるもの」に対する問いかけを続けている。
フィシュ自身が展示空間を構成する同展では、今年に制作された新作彫刻12点を中心に紹介。ブロンズ製の鋳造像をベースに、透けるアクリルやガラス、電気仕掛けの動力、木片、模型などを組み合わせた彫刻の周囲にはドローイング約20点が並べられる。
5月25日にはアーティストブック『drawings : I hope everything is good』を刊行。ドローイング作品約40点に加え、親交のある奈良美智との交換書簡などが収録される。日英2か国語での記載となり、実際の作品とほぼ同じサイズで作られているという。5月26日には『六本木アートナイト』との関連イベントとして作家を囲んだアーティストレセプションを実施。
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ヘンク・フィシュ
2018年5月25日(金)~7月14日(土) 会場:東京都 六本木 ワコウ・ワークス・オブ・アート 時間:11:00~19:00 休廊日:日、月曜、祝日
『At the edges of the cultivated land 耕された土地の端で』