仏の国民的歌姫の魂が女優と監督を支配 映画『バルバラ』11月公開

映画『BARBARA』が『バルバラ~セーヌの黒いバラ~』の邦題で11月16日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で順次公開される。

『第70回カンヌ国際映画祭』ある視点部門でポエティックストーリー賞を受賞した同作。フランスのシャンソン歌手バルバラを演じるために彼女の全てを模倣し、次第にその存在に支配されていく女優・ブリジットと、映画監督・イヴの織り成す物語を描いている。『そして僕は恋をする』『潜水服は蝶の夢を見る』に出演したマチュー・アマルリックが監督、脚本、出演の3役を務め、『サガン ―悲しみよ こんにちは―』のジャンヌ・バリバールが主人公のブリジットを演じる。

バルバラは1930年に生まれたフランスのシャンソン歌手。“黒いワシ”“ナントに雨が降る”などを発表し、宣伝を一切行なわないにもかかわらずコンサートやステージのチケットが発売直後に完売する現象は「神話」と呼ばれたという。1990年には来日公演を開催。昨年から今年にかけてフランス・パリのフィルハーモニー・ド・パリで没後20年を記念した『バルバラの大回顧展』が実施された。

作品情報

『バルバラ~セーヌの黒いバラ~』

2018年11月16日(金)から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で順次公開 監督・脚本:マチュー・アマルリック 出演: ジャンヌ・バリバール マチュー・アマルリック 上映時間:98分 配給:ブロードメディア・スタジオ
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