水野健一郎の個展『MICROFICTION 2018』が5月19日から東京・西麻布のCALM&PUNK Galleryで開催される。
1967年に岐阜で生まれ、東京に在住するアーティスト水野健一郎。自身の原風景の形成に大きな影響を与えたというテレビアニメの世界観を再構築し、ドローイング、ペインティング、グラフィック、アニメーションなど様々な手法で作品を発表している。
同展では、水野独自の感覚である「超時空感」を形にした新作キャンバス作品10点超を発表。また会場にはドローイング約100点が並び、それら1点1点の断片を繋ぐ設定資料集の販売も行なわれる。
水野健一郎のコメント
既視感と未視感の狭間には懐かしさも新しさも超越した感覚が存在していて、それを私は超時空感と呼んでます。その感覚を誘発するために、私はテレビアニメに夢中だった子供の頃の非芸術的意識を使います。例えば、実際にアニメ番組を制作するかのようにプロットから設定資料集まで作成し、「これはアートではない」と自分の脳を騙すのです。場合によっては動画も作ります。しかし完全に騙すことは不可能であり、何らかのエラーが起こります。超時空感はその瞬間に発生します。
それをキャッチし、絵画の形でアウトプットできたらひとまず成功です。
- イベント情報
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水野健一郎
2018年5月19日(土)~6月3日(日) 会場:東京都 西麻布 CALM&PUNK Gallery 時間:12:00~19:00 休廊日:月曜、5月27日
『MICROFICTION 2018』