森村泰昌の肖像作品がミニチュアに、マルチプル新作展『森村泰昌の絵画館』

展覧会『森村泰昌の絵画館 ―MoriP100プロジェクト/モリムラが手がけるマルチプルアートの新機軸―』が、6月24日まで東京・恵比寿のNADiff Galleryで開催されている。

森村泰昌が2017年から取り組んでいる、100種類のマルチプル作品を100点ずつ制作するプロジェクト『MoriP100』。森村は「マルチプルとは、商品以上、作品未満のプロダクトである」と定義し、マルチプルをのべ1万人に手渡しすることを掲げている。第1弾はアンディ・ウォーホル、第2弾ではフリーダ・カーロをテーマに据えた。

今回は肖像画の絵画作品をテーマにした『モリムラ絵画館』を展開。『モリムラ絵画館』はミニチュアの絵画6点をもとにしたもので、購入が可能。肖像画はデューラー、モナリザ、ベラスケス、フェルメール、ゴッホ、ルソーとなり、購入者はミニチュア空間で絵画館を作ることができる。また作品輸送時に使われる保護用のクレートに収納され、オリジナル作品のような気分を演出する。

6月24日にはトークイベントを開催。森村に加えて、美術批評家の杉田敦が出演する。参加方法はNADiff Galleryのオフィシャルサイトで確認しよう。

なお森村泰昌の個展『高く、赤い、中心の、行為』が7月8日までNADiff A/P/A/R/T内のMEMで同時開催されている。

イベント情報

『森村泰昌の絵画館 ―MoriP100プロジェクト/モリムラが手がけるマルチプルアートの新機軸―』

2018年6月9日(土)~6月24日(日) 会場:東京都 恵比寿 NADiff Gallery
休日:月曜(祝日の場合翌日) 料金:無料 『森村泰昌の絵画館 ―MoriP100プロジェクト/モリムラが手がけるマルチプルアートの新機軸― トークイベント』 2018年6月24日(日) 会場:東京都 恵比寿 NADiff a/p/a/r/t店内 時間:13:00~15:00(開場12:45) 出演: 杉田敦 森村泰昌 定員:70名 料金:1,000円
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