川島雄三監督生誕100周年企画始動 落語イベント、野外上映、書籍出版など

『川島雄三監督生誕100周年プロジェクト』が始動した。

2月に生誕100周年を迎えた川島雄三監督。青森・むつに生まれ、喜劇や風俗映画を多数製作し、松竹、日活、東宝、角川など様々な映画会社を渡り歩いて1963年に逝去した。今村昌平の師としても知られる。フランキー堺とタッグを組んだ代表作『幕末太陽傳』は2012年に日活創立100周年を記念してデジタル修復されたほか、2015年には江本純子の演出で舞台化、2017年には宝塚歌劇団・雪組によってミュージカル化された。

『川島雄三監督生誕100周年プロジェクト』の一環として、7月28日には東京・上野恩賜公園で行なわれる『東京江戸ウィーク2018』内で『幕末太陽傳 デジタル修復版』を野外上映するほか、10月29日から東京・六本木の俳優座劇場では柳家喬太郎らによる落語イベント『お江戸@ハート「幕末太陽傳の巻」』を実施。9月頃には川島監督作品の自主上映や出版物の発行を中心に活動している「カワシマクラブ」による書籍『偽善への挑戦・映画監督川島雄三』、10月末には若尾文子、山田洋次監督らのインタビューなどが掲載される『川島雄三は二度生まれる(仮)』の刊行、海外の映画祭での上映、VODプラットフォーム「MUBI」での世界配信を予定している。

また川島監督の命日である本日6月11日からU-NEXT、iTunes Store、Amazonビデオ、Google Playなどで国内配信がスタート。衛星劇場では既に川島監督の全作品をHD放送する『生誕100年記念 監督・川島雄三の足跡~全作放送~』が18か月にわたって実施されている。詳細は『川島雄三監督生誕100周年プロジェクト』のオフィシャルサイトで確認しよう。

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