文芸誌『MONKEY vol.15』が6月15日に刊行される。
翻訳家・柴田元幸が責任編集を務める『MONKEY』。「アメリカ短篇小説の黄金時代」を特集にした今回は、海外文学入門としてのアメリカ短編小説に着目する。新潮社による書籍化もされたウェブサイト「村上さんのところ」にて、村上春樹がいつかは訳してみたいと回答していた小説家ジョン・チーヴァーの短篇5作とエッセイ1作を全て訳し下ろしで収録するほか、村上と柴田による1950年代のアメリカ文学を巡る対談などを掲載。表紙はアメリカのイラストレーター、R・O・ブレックマンが手掛けた。
また、バリー・ユアグローと川上未映子による小説の「声」に関する対談や、柴田によるチャールズ・ブコウスキーをはじめとする「邦訳が手に入りづらい作品」4作品の訳し下ろし、独占掲載となる柴田によるスティーヴン・ミルハウザーのアメリカ未発表作品の翻訳などを収録。スイッチ・パブリッシングのオンラインショップで購入するとR・O・ブレックマンのイラストを用いたしおりが付属する。
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