テレビドラマ『天 天和通りの快男児』が今秋にテレビ東京、BSジャパンで放送、Paraviで配信される。
テレビ東京と動画配信サービスParaviがタッグを組んだ第1弾ドラマとなる同作は、福本伸行による麻雀漫画『天 天和通りの快男児』の実写ドラマ版。麻雀の請負業を営む天貴史と、天に憧れる井川ひろゆきが、日本の裏麻雀界の頂点を決めるために、神域の男と呼ばれる伝説の雀士・赤木しげるや関西屈指の現役最強の雀士・原田克美に戦いを挑んでいくというあらすじだ。
無類の勝負強さと強い意志を持つ博徒・天貴史役を演じるのは岸谷五朗。脚本は、福本作品にとって民放初のドラマ化となった『銀と金』の脚本を手掛けた根本ノンジをはじめ、政池洋佑、宮本正樹が担当する。監督は二宮崇、柴田啓佑、宮脇亮。
岸谷五朗は「来月クランクインなのですが、まずは(麻雀の)手つきから、役作りを始めています。プロの先生から演技指導で麻雀牌の持ち方を教えて頂いたり、新幹線での移動時間などでも手になじむように牌をずっと触っていたり。あとは麻雀好きな会社のマネージャーと雀荘に行く予定を入れていたりします(笑)」とコメントしている。
岸谷五朗のコメント
企画を聞いた時の感想
麻雀の話を連続ドラマにするって勇気があってスゴイなと思いました。下手したら、画替わりが無いじゃないですか。基本的には麻雀卓を囲んで役者が座っている画ですよね。青い海とかは多分出て来ない(笑)。監督ふくめスタッフの、この作品を連ドラにしようという目論み自体がチャレンジャーだな、って思いました。でもドラマはチャレンジするから面白いんです。頑張ります。役作りについて
来月クランクインなのですが、まずは(麻雀の)手つきから、役作りを始めています。プロの先生から演技指導で麻雀牌の持ち方を教えて頂いたり、新幹線での移動時間などでも手になじむように牌をずっと触っていたり。あとは麻雀好きな会社のマネージャーと雀荘に行く予定を入れていたりします(笑)。原作漫画を読んだ感想
とにかく登場人物がみんな個性的で面白い!キャラクターが濃いんです。それで言うと、まだ名前は言えないのですが、このドラマのキャストも色濃いですよ。なるほどこの役はこの人になるのか!というキャスティング。僕も一緒にお芝居するのが楽しみです。再現度が高いビジュアルについて
今はまだ髪の毛が長いですからね。撮影になったらさらに近づくのではないでしょうか。きっと(笑)。見どころについて
麻雀という素材を扱った、人間の心理戦。これがひとつのみどころではないでしょうか。
この人はこういう性格だからこの麻雀のスタイルになるのか、とか、この人はズルいところがあるから…やっぱり、とか(笑)。麻雀を知っている方はもちろん楽しめると思いますが、ルールを知らない方も勝負のかけひきや心理戦が面白いドラマになると思います。ご期待ください!福本伸行のコメント
天の、映像化。有難いです。あの傑作、銀と金を作ってくれたチームが、また、一肌脱いでくれるとの事。彼らなら、麻雀ドラマの面白さを、世に知らしめて頂けると、信じています!天役の岸谷五朗さん。受けてくださり、ありがとうございました!岸谷さんの、無頼な気配、飄々としているところ、主人公、天に被ります!これも、とても、楽しみです!!頑張って下さい!
松本拓(テレビ東京)プロデューサーのコメント
「銀と金」から一年半、再び福本先生の名作を映像化出来ることを、まずはとても嬉しく思っております。
「銀と金」ではテレビドラマではあまりなかった、「ギャンブル」というジャンルに挑戦、今回は「ギャンブル」でも「麻雀」というゲームに特化したストーリーです。福本原作ならではの圧倒的心理戦はもちろんのこと登場人物のキャラクターなど、原作の再現率にはかなり拘って制作致します。天を演じて頂くのは岸谷五朗さん。「天」のドラマ化を考えた時、この役は、岸谷さん以外には考えられなかったので、オファーを受けて頂いた時は本当に嬉しく、今は撮影がとても待ち遠しいです。さらには、赤木をはじめ、数々の個性的なキャラクターを豪華なキャストの皆様に演じて頂く予定です。
「型」にはめるドラマづくりはしません。正解もなく常識もないのがテレビ東京のドラマ。「天」のドラマ化で更なる存在感を示せればと思っております。宜しくお願い致します。
- 番組情報
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『天 天和通りの快男児』
2018年秋にテレビ東京、BSジャパンで放送、Paraviで配信監督:二宮崇、柴田啓佑、宮脇亮 脚本:根本ノンジ、政池洋佑、宮本正樹 原作:福本伸行『天 天和通りの快男児』(竹書房) 出演: 岸谷五朗 ほか関連リンク
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CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?