ドキュメンタリー映画『グレイ・ガーデンズ』『グレイ・ガーデンズ ふたりのイディ』の予告編が公開された。
1975年公開の『グレイ・ガーデンズ』と、その続編として2006年に発表された『グレイ・ガーデンズ ふたりのイディ』は、ジョン・F・ケネディの妻ジャクリーヌの叔母であるビッグ・イディと、ビッグの娘リトル・イディの生活に密着したドキュメンタリー。『グレイ・ガーデンズ ふたりのイディ』は前作の未使用テイクを中心に繋ぎ合わせて作られた作品だ。
歌手やモデルを志すも成功を収めることなく没落し、高級住宅地イーストハンプトンの廃墟のような豪邸で日々を送る2人の姿を映し出している。監督は『ザ・ビートルズ ファーストU.S.ヴィジット』『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』などを手掛けたアルバート・メイズルスとデヴィッド・メイズルスらが務めた。
2006年には同作のミュージカル版がブロードウェイで発表され、その日本版が2009年に宮本亜門の演出、大竹しのぶと草笛光子のダブル主演で初演。ジェシカ・ラングとドリュー・バリモア主演でテレビ映画版『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』も製作された。また、ルーファス・ウェインライトが劇中の言葉を引用した楽曲“Grey Gardens”を発表しているほか、マーク・ジェイコブスやアイザック・ミズラヒらが映画から受けた影響を公言している。
予告編には、リトル・イディの「死ぬまでここを出られない」という発言を受けて「誰が死ぬまで?」と返答するビッグ・イディの姿や、ショービジネス界に身を置いていた頃の2人の写真、リトル・イディが「お母さんは性的な援助は受けてない!」と声を張り上げる様子などが映し出されている。
両作は7月29日に東京・渋谷TOEIで公開。上映終了後にはトークイベントが行なわれる。チケットの先行販売は6月23日に渋谷TOEIで催されるイベント『Homecomings & Naoya Sanuki presents“New Neighbors Vol.4”』で実施。一般販売は7月14日からスタートする。
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『グレイ・ガーデンズ』
2018年7月29日(日)に渋谷TOEIで上映監督:アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス、エレン・ホド、マーフィー・メイヤー 出演: イーディス・ユーイング・ブーヴィエ・ビール イーディス・ブーヴィエ・ビール 上映時間:95分- 作品情報
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『グレイ・ガーデンズ ふたりのイディ』
2018年7月29日(日)に渋谷TOEIで上映監督:アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス、イアン・マーキウィッツ 出演: イーディス・ユーイング・ブーヴィエ・ビール イーディス・ブーヴィエ・ビール 上映時間:91分
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