映画『エンジェル、見えない恋人』のポスタービジュアルと場面写真が公開された。
10月13日公開の同作は、精神病院に収容された母を持ち、誰の目にも見えない存在として生まれた少年エンジェルと、盲目の少女マドレーヌの恋を描いた作品。世間との接触を一切絶って施設の中で育てられたエンジェルがマドレーヌと出会って恋に落ちるが、マドレーヌが目の手術を受けることになり、2人の生活が一変するというあらすじだ。目が見えないため、エンジェルの秘密に気がつかないマドレーヌ役にフルール・ジフリエら、エンジェルに自分の存在を明かしてはいけないと言い聞かせる母ルイーズ役にエリナ・レーヴェンソンがキャスティング。
ポスタービジュアルには、「ふたりにだけ、見える愛がある――」というキャッチコピーと共に、雨の中、壁にもたれかかる少女時代のマドレーヌと、宙に浮いているように見える赤い傘が写し出されている。また場面写真では、少女時代のマドレーヌが手を差し伸べる様子、大人になったマドレーヌの姿、マドレーヌが赤い傘を差している場面が確認できる。今回公開されたマドレーヌ役はそれぞれ異なる女優が演じている。
ベルギー出身のハリー・クレフェン監督は「この映画にはおとぎ話のような側面があるので、時を超越した登場人物を演じるうえで必要な<気品と威厳>がある女優に特にこだわりました。<リアルで>現代的でありふれたものを表現する人たちはその条件に合いませんでした」とコメント。
- 作品情報
-
『エンジェル、見えない恋人』
2018年10月13日(土)からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開監督:ハリー・クレフェン 脚本:ハリー・クレフェン、トマ・グンジグ 出演: フルール・ジフリエ エリナ・レーヴェンソン マヤ・ドリー ハンナ・ブードロー フランソワ・ヴァンサンテッリ 上映時間:79分 配給:アルバトロス・フィルム関連リンク
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?