隈研吾とAirbnbによるコラボ企画『2つの競技場の物語:建築家、隈研吾氏と共にインスピレーションを一緒に感じる』が7月31日に実施される。
現在建築段階に入っている新国立競技場の設計に携わる建築家の隈研吾と、世界中の様々な宿泊施設や宿の貸し手と宿泊者を繋ぐサービス・Airbnb。同企画では、丹下健三が1964年の東京オリンピックのために設計し、隈が建築家を志すきっかけになったという国立代々木競技場と、2020年の東京オリンピックでメインスタジアムとして使用されることが決まっている新国立競技場についての「体験」を提供する。
当日は、非公開となっている東京・青山一丁目の隈研吾建築都市設計事務所で、国立代々木競技場やこれまでに設計した建築に関するトークを展開した後に、実際に新国立競技場の外周を周りながら制作プロセスや創作秘話を披露。ツアーの締め括りには隈が設計した、台湾発のパイナップルケーキ専門店である東京・表参道のサニーヒルズ南青山店を訪れ、お茶とケーキを味わいながら隈と会話ができる。なお既にツアーの予約受付は終了している。
隈研吾は「新国立競技場を手がけることになったことは、大変感慨深く、全力で取り組んでいます。また、2020年に向け訪日観光客が増える中、全ての旅行者に“居場所”を提供したいというAirbnbとこのようなコラボレーションができることになったのも何かの縁と感じております」とコメントしている。
隈研吾のコメント
丹下健三さんが設計した国立代々木競技場のプールに私が行ったのは、小学生のときでした。そのときの衝撃は今でも忘れられません。
新国立競技場を手がけることになったことは、大変感慨深く、全力で取り組んでいます。
また、2020年に向け訪日観光客が増える中、全ての旅行者に“居場所”を提供したいというAirbnbとこのようなコラボレーションができることになったのも何かの縁と感じております。
当日のゲストの皆さんとは、私が建築家としてどのようなインスピレーションを受けているのかを、最後にはお茶を楽しみながらゆっくりと語り合いたいと思います。