Pussy Riotの創設メンバーの1人であるマリア・アリョーヒナの著書『プッシー・ライオットの革命 RIOT DAYS(仮)』が、10月5日に刊行される。
2011年に結成され、ロシア・モスクワを拠点に活動するするフェミニストパンクグループ・Pussy Riot。2012年にプーチン大統領の再選が有力視されていた大統領選への抗議活動として、モスクワの救世主キリスト大聖堂で目出し帽子をかぶって反プーチン政権の楽曲を演奏し、メンバーの3人が逮捕された。また今年のワールドカップ決勝戦の試合中に、警官に扮した4人のメンバーがピッチに乱入。あわせてロシアの政治犯の釈放や自由な政治競争などを求めるメッセージを公開した。
著者のマリア・アリョーヒナは1988年モスクワ生まれ。2012年の救世主キリスト大聖堂でのパフォーマンスで禁錮2年の判決を言い渡され、世界で最も厳しいシステムを擁するとも言われるウラル地方の刑務所へ送られた。2012年に『レノン・オノ平和賞』、2014年に『ハンナ・アーレント賞』を受賞。
『プッシー・ライオットの革命 RIOT DAYS(仮)』では、アリョーヒナ自身がグループの結成や、大聖堂でのパフォーマンス、逮捕と服役期間の真相について明かす。翻訳はzine『KAZAK』の編集・発行人aggiiiiiiiが手掛ける。
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『プッシー・ライオットの革命 RIOT DAYS(仮)』
2018年10月5日(金)発売 価格:2,052円(税込) 著者:マリア・アリョーヒナ 翻訳:aggiiiiiii 発行:DU BOOKS