映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の新たな予告編が公開された。
同作は、『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビースト』の最新作。ロンドンとパリを舞台に、強大な魔法使い・グリンデルバルドが逃げ出したことを知った主人公の魔法動物学者・ニュートが、若き日のダンブルドアとタッグを組み、魔法動物たちと共にグリンデルバルドを追ってパリに向かう様を描く。ニュート役にエディ・レッドメイン、ダンブルドア役にジュード・ロウ、グリンデルバルド役にジョニー・デップがキャスティング。公開は11月23日。
約3分間におよぶ予告編は、日本時間の7月21日にアメリカ・サンディエゴで行なわれた『コミコン・インターナショナル2018』で公開。ニュートがホグワーツ魔法魔術学校でダンブルドアから闇の魔術の防衛術「リディクラス」の呪文を教わる様子や、ゾーイ・クラヴィッツ演じる元恋人のリタがニュートに「愛しちゃいけない怪物もいるのよ」と語る場面、「賢者の石」を作り出した375歳の錬金術師ニコラス・フラメルとニュートたちが出会うシーン、グリンデルバルドをはじめ、エズラ・ミラー演じるクリーデンス、ニュートの仲間であるキャサリン・ウォーターストン演じるティナ、ダン・フォグラー演じるジェイコブ、アリソン・スドル演じるクイニーに加えて、キラキラしたものを集めるのが好きなニフラー、水中を駆け抜けるケルピー、フクロウのような姿をしたオーグリー、1日で千マイル走ることができると言われるズーウーといった魔法動物の姿などが映し出されている。
同イベントに登壇したエディ・レッドメインは「いつもこの世界にいられることをうれしく思っているよ。みんなに愛され、様々な言語に訳されているこのJ.K.ローリングの創り出した素晴らしい世界に。僕はただ従うだけ、というかこのクリエイティブで想像力豊かな(J.K.ローリングの)世界にぼくは身をゆだねて泳いでいるような感覚でいるんだ」とコメント。
またジュード・ロウは「『若い』ダンブルドアと呼ばれていることが嬉しいね。僕も今45歳だけど、もう若くないって感じているから(笑)」「デイビッド・イェーツは素晴らしい監督で、僕に自由にこのキャタクターを作り上げさせてくれたんだ。キャラクターの特徴で引き継いでる部分はたくさんあって、相変わらずお茶目で、人に影響を及ぼす手段を持っているよ。特にニュートに対してだけど。あとは秘密を持っているんだ。この点に関してはJ.K.ローリングが作り上げたキャラクターすべてに共通すると思っているよ。いくつかの闇の部分があって、それは物語上で徐々に説明されるよ」「いろいろ起こるんだ。魔法界とマグル(ふつうの人間)の世界の双方が絡み、魔法界に暮らしていた魔法使いたちが突如、魔法界と人間界のどちら側につくかの選択を迫られることになる。もしかしたらこれまでの魔法ワールドの物語のなかでも最も深みのあるストーリーかも」と述べている。
さらにグリンデルバルドの姿でサプライズ登場したジョニー・デップは「みなさん、拍手は僕のためではなく、あなたたちのためのものだ。私はマグルを嫌っているとずっと言われていたが、嫌っているというのは事実ではない。マグルは他のものと同等だと言っているのだ。価値があり、また価値を与えている。魔法は限られた魂にしか宿らないのだ。人間界のためにどのような世界を作るのか。本当の自由の中に生きられる世界。私たちにとって公平な世界が作られる瞬間が来るだろう」と語った。
- 作品情報
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『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
2018年11月23日(金・祝)から全国公開監督:デイビッド・イェーツ 原作・脚本:J・K・ローリング 出演: エディ・レッドメイン ジョニー・デップ ジュード・ロウ エズラ・ミラー キャサリン・ウォーターストン ダン・フォグラー アリソン・スドル ほか 配給:ワーナー・ブラザース映画
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