連続ドラマ『天 天和通りの快男児』の放送開始日が10月3日に決定。あわせて新追加キャストが発表された。
テレビ東京で放送後、Paraviで配信される同作は、福本伸行による麻雀漫画『天 天和通りの快男児』の実写ドラマ版。麻雀の請負業を営む天貴史と、天に憧れる井川ひろゆきが、日本の裏麻雀界の頂点を決めるために神域の男と呼ばれる伝説の雀士・赤木しげる、関西屈指の現役最強の雀士・原田克美らに戦いを挑んでいくというあらすじだ。天貴史役を岸谷五朗、アカギこと赤木しげる役を吉田栄作、井川ひろゆき役を古川雄輝が演じることが明らかになっていた。
今回発表された追加キャストは、裏麻雀界の頂点を決める「東西戦」で登場する原田克美役の的場浩司と僧我三威役のでんでん。的場演じる原田は関西随一の暴力団組長で、現役最強の代打ち。でんでん演じる僧我は、赤木が登場する約10年前に裏麻雀界のトップに君臨し続けていた男、という役どころだ。
また中華料理屋の登記簿を賭けて天と共に麻雀勝負に挑む中西役をおかやまはじめ、相手の心を読み「七対子」であがる代打ち・室田役を相島一之、地上げ屋としてヤクザの沢田に代打ち探しを依頼する丸尾役を田窪一世、ひろゆきの才能を買い、代打ちとして戦う場を設けるヤクザ・沢田役を山口祥行が演じる。
さらにストーリー後半で描かれる「東西戦」に登場するキャラクターとして、天がトップを務める東側の雀士・浅井銀次役に田中要次、天を「兄貴」と慕い東側の雀士集めに奔走する健役に星田英利、原田率いる西側の雀士・三井役に金子昇、山陰一の代打ちとして東西戦に参加する阿久津役に永岡卓也がキャスティングされている。
原田役を演じるにあたって金髪にした的場は「染めることに抵抗はなかったですが、まさか50歳手前になって自分が金髪に染めるとは想像もしていなかったので驚きました。僕は坊主にしろとといわれたらやるし、この作品に自分が携われる喜びの方が強かったです」とコメント。
僧我役のでんでんは「出演が決まり本を見て最初に思ったのは、麻雀が好きで毎日やっていた頃のことです。おそらく四暗刻だったと思うのですがテンパった時に、その場の他の人間に自分の心臓のバクバク感が聞こえているのではないかと感じたことがありました。それを思い出し、あの時のような臨場感を持って演じられたらいいなと思いました」と明かしている。
的場浩司のコメント
原田克美役に決まった時の感想
オファーを頂いた時は原作を知っていたので福本先生の作品に自分が出られるという喜びと共に驚きがありました。
原田役と聞いた時に正直にいいますと髪の毛どうすんの?と一番最初に思いました。
金髪に染めることに抵抗はなかったですが、まさか50歳手前になって自分が金髪に染めるとは想像もしていなかったので驚きました。僕は坊主にしろとといわれたらやるし、この作品に自分が携われる喜びの方が強かったです。
原田は暴力の匂いを漂わせていますけど、この方の中にはこの方の筋がちゃんとあって筋をちゃんと通しながら生きてらっしゃるので、僕自身が演じていて原田はヒールだけど実はヒーローでもあると感じながらお芝居をしています。ドラマの見どころ
編集したドラマ本編を僕も観ていないので一概にここだよというのは言いづらいんですけど、ただの麻雀のドラマではないです。麻雀を介しながら人間と人間の、個性と個性の戦いであったり、個性と個性が結ばれていったり、ある意味人間ドラマだと思っています。麻雀の打ち方にしても性格が出て打っているし、ツモって捨てるまでの所作の動きにもキャラクターの性格が出ていると思っているので、大変見ごたえがあると思います。
最後になりましたけど、岸谷先輩が素敵な天さんを演じていらっしゃるのでそれに負けないようにというとおこがましいのですが、最後まで天を倒すことに使命感といいますか岸谷先輩に挑んでいこうと思っています。普段はとっても優しく仲良く過ごさせて頂いてます。ぜひこの「天 天和通りの快男児」をご覧頂ければうれしいです。でんでんのコメント
僧我三威役に決まった時の感想
僕が20代前半の時に麻雀が流行り、雀士になりたいという気持ちもあったんです。
出演が決まり本を見て最初に思ったのは、麻雀が好きで毎日やっていた頃のことです。おそらく四暗刻だったと思うのですがテンパった時に、その場の他の人間に自分の心臓のバクバク感が聞こえているのではないかと感じたことがありました。それを思い出し、あの時のような臨場感を持って演じられたらいいなと思いました。
とあるプロ雀士の方が経営する雀荘があり、そこに人と違った打ち方をしている方がいました。
なぜそんなに危険な牌をすっと出せるのか聞いた事があります。
勝負してますよという風に出すと自分がテンパっているのが分かってしまうじゃないですかと言われました。
僧我を演じる際聞いた経験を試しています。ドラマのみどころ
アウトローの世界なんだけど善悪をつけたがるんですよね。
自分たち西軍は悪(わる)の中の悪(わる)なんだけど東軍が正義に、かっこよく見えるんですよね。
今麻雀をやっている人達には、イカサマを鮮やかにやってしまう手口を昔の話だなと思うのではなく、今でもありえるのかなと想像してもらえたら嬉しいです。突っ込みどころも満載ですが(笑)。
東軍・西軍どっち側につくか、登場人物の誰かに感情移入して楽しんで頂けたらと思います。おかやまはじめのコメント
麻雀は奥深い。対戦相手との心理サスペンス。配牌を読むミステリー。追い詰められていく己の心の葛藤。そこに岸谷さん演じる主人公 天貴史の胸を突く名言。
It's a man's man's man's world.
是非ご覧下さい!!相島一之のコメント
スタッフの方とこだわって、原作とはちょっと違った『室田』を作ってみました。
漫画の登場人物、キャラクターを演じるのはとても楽しかったです。
皆さん、お楽しみください。田窪一世のコメント
昨今、美男美女が登場するオシャレなドラマが流行りですが、たまにはギトギトと脂ぎったオジサンだらけの濃い味付けのドラマはいかがでしょうか?
田中要次のコメント
福本伸行さん原作の作品に出演するのは2本目となります。アカギという登場人物が共通している事もあり、原作ファンに対して遠慮しそうになりましたが、岸谷さんを始めとする錚々たる出演者の名前を聞き、懐かしくて逢いたくて、そして一緒に麻雀卓を囲みたく
て、ファンに遠慮などしていられなくなりました。麻雀劇なのにサスペンス、アクション、ハードボイルド感が満載! 見応え、あるよっ!お見逃しなく!星田英利のコメント
岸谷さんはじめ登場人物全員から染み出る「男くささ」と「面倒くささ」、そして勝負師たちが生み出すしびれる緊張感と、垣間見える「人間くささ」をぜひ。
金子昇のコメント
何年待ったことか!
あの伝説の麻雀漫画「天」の実写化!!
ファンとしては、ざわざわがとまりません。
僕は東西の対抗戦で登場する三井役として参加させていただいでます!どんな闘いが繰り広げられているか、僕も楽しみです!はやく観たい!!永岡卓也のコメント
福本伸行作品の登場人物になれた喜び!!
麻雀牌を卓に叩きつける音だけが鳴り響く現場……!!
圧倒的緊張感を楽しんでもらえたらと思います!!!松本拓プロデューサー(テレビ東京)のコメント
舞台は整い、役者がそろいました。
福本作品の個性的なキャラクターを忠実に再現しています。
男と男の戦いは本質、根幹がリアルでないと生まれません。
そこを徹底的に追求しました。
是非ご覧ください。
- 番組情報
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『天 天和通りの快男児』
2018年10月3日(水)から毎週水曜25:35~26:05にテレビ東京で放送、Paraviで配信、2019年1月からBSテレ東で放送監督:二宮崇、柴田啓佑、宮脇亮 脚本:根本ノンジ、政池洋佑、宮本正樹 原作:福本伸行『天 天和通りの快男児』(竹書房) 出演: 岸谷五朗 古川雄輝 でんでん 的場浩司 吉田栄作 おかやまはじめ 相島一之 田窪一世 山口祥行 田中要次 星田英利 金子昇 永岡卓也
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?