アイ・ウェイウェイが各地の難民キャンプ取材　映画『ヒューマン・フロー』

2018.09.07 Fri

アイ・ウェイウェイの監督作『ヒューマン・フロー大地漂流』が2019年1月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほかで公開される。

同作は、中国出身の現代美術家アイ・ウェイウェイが監督を務めた最新ドキュメンタリー映画。アイ・ウェイウェイは世界的な現代美術家として知られる一方で人権活動にも力を入れており、2008年に発生した四川大地震で死亡した児童や学生への援助と実態調査をはじめとする当局への責任追及を行ない、2010年に北京の自宅で軟禁された。2013年には自身のドキュメンタリー『アイ・ウェイウェイは謝らない』が日本公開されている。

『ヒューマン・フロー大地漂流』は難民危機の現状を追った作品。アイ・ウェイウェイが自らギリシャのレスボス島を中心に23か国を超える40か所の難民キャンプを訪れ、様々な理由で増加し続ける難民たちを数年にもわたって取材した。原題は『HUMAN FLOW』。

なおアイ・ウェイウェイは10月6日から東京・六本木の森美術館で開催される『カタストロフと美術のちから展』に出品する。