ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の『13回の新月のある年に』『第三世代』が10月27日から東京・渋谷のユーロスペースで公開される。
1982年に37歳で死去したライナー・ヴェルナー・ファスビンダー。ニュージャーマンシネマを代表する映画作家として40本以上の作品を発表したほか、演劇分野でも活動し、戯曲『ゴミ、都市そして死』の作者としても知られている。
『13回の新月のある年に』『第三世代』はいずれも日本の劇場で未公開。1978年の作品『13回の新月のある年に』は、男性から女性へと性転換をしたエルヴィラの最期の5日間を描いた問題作で、ファスビンダー自身が原案、製作、脚本、監督、撮影、美術、編集を手掛けた。1979年の『第三世代』は、革命への理念を持たずに目先のスリルを追い求めるテロリストたちを描いた作品で、ファスビンダーの「最も難解で自由な作品」とも称される。
- 作品情報
-
『13回の新月のある年に』
2018年10月27日(土)からユーロスペースで上映監督・脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 出演: フォルカー・シュペングラー イングリット・カーフェン ゴットフリート・ヨーン ほか 上映時間:124分 配給:株式会社アイ・ヴィー・シー- 作品情報
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?