ヤマハが主催する音楽企画『I'm a HERO Program』がコロンビア共和国でスタートした。
今年に日本との修好110周年を迎えるコロンビアで実施される同企画は、格差や貧困、それらから生まれる差別意識や偏見に、音楽の力で立ち向かう子供を主役としたもの。今回は、青少年オーケストラバンド「Red de Escuelas de Música de Medellín」と現地奨学プログラム「ToKANDO」の参加者から選出された7歳から13歳までの男女26人が対象となる。
26人の子供たちは現地時間9月30日17:30に行なわれるコロンビア国内一部リーグ「カテゴリア・プリメーラA」の一節に出場するサッカークラブ「アトレティコ・ナシオナル」の選手と共にスタジアムに入場。青少年バンド「Banda Sinfonica de Copacabana」の伴奏にあわせて、サクソフォンに近い音色を奏でることができるシンプルな構造の管楽器「Venova」でコロンビア国歌を披露する。
これまでリコーダー以外の管楽器の演奏経験がなかった子供たちは、Venovaの演奏修得に約6か月間を費やしたという。10月下旬頃にはプログラムの参加メンバーとして選ばれてから舞台に上がるまでの様子を記録したドキュメンタリー映像が公開される予定だ。
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