映画『あなたはまだ帰ってこない』が、2019年2月22日から東京・渋谷のBunkamura ル・シネマほか全国で順次公開される。
同作は、『愛人/ラマン』などで知られるマルグリット・デュラスの自伝的小説『苦悩』の実写映画版。1944年、ナチス占領下のフランスを舞台に、レジスタンス運動家であった夫ロベール・アンテルムの帰還を待ち続けるマルグリット・デュラスの苦悩の日々を描く。原題は『La Douleur』。
パリのアパルトマンの一室でロベールを待ち続けるデュラス役にメラニー・ティエリー、ロベール役にエマニュエル・ブルデュー、ゲシュタポの手先でデュラスに近寄るラビエ役にブノワ・マジメル、レジスタンス運動のメンバーでデュラスを支えるディオニス役にバンジャマン・ビオレがキャスティング。監督は、ジャン=リュック・ゴダールやクシシュトフ・キェシロフスキの助監督を経て1995年に監督デビューを果たしたエマニュエル・フィンケルが務めた。フィンケル監督は映画化にあたって「デュラスの『苦悩』を初めて読んだのは20歳の頃。30年ぶりに再読し、まるで初めて読んだかのように激しく揺さぶられた」「これは愛の物語です」とコメント。
- 作品情報
-
『あなたはまだ帰ってこない』
2019年2月22日(金)からBunkamura ル・シネマほか全国で順次公開監督・脚本:エマニュエル・フィンケル 原作:マルグリット・デュラス『苦悩』 出演: メラニー・ティエリー ブノワ・マジメル バンジャマン・ビオレ グレゴワール・ルプランス=ランゲ エマニュエル・ブルデュー 上映時間:126分 配給:ハーク
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?