文芸誌『MONKEY Vol.16』が10月15日に刊行される。
翻訳家の柴田元幸が責任編集を務める『MONKEY』。同誌の「一ダースシリーズ」の第4弾となる今回の特集「カバーの一ダース」では、国内外の11人の作家が、誰もが知っている戯曲や小説から憲法、じゃんけんまで様々な元ネタのカバーを展開する。11人であるのは「猿はずるいから1つ足りない」という理屈だという。
執筆陣は津村記久子、西岡兄妹、マーク・クリック、円城塔、平田俊子、バリー・ユアグロー、イッセー尾形、石川美南、戌井昭人、スティーヴン・ミルハウザー、黒田征太郎。掲載作品は全て新作となる。
さらに「古川日出男 REMIX 2018」と題し、同号で最終回を迎える連載「宮澤賢治リミックス」の特別編として4作品を掲載するほか、作家生活20周年を迎えた古川のライフワークとされる「カバー」の創作や、「宮澤賢治リミックス」誕生の秘密について柴田元幸が訊ねるインタビューを収録。オンラインストアでの購入者には「黒田征太郎ポストカード」が配布される。
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